シンガポール放浪記2012 その4


「Anime Festival Asia 2012」に参加すべく、シンガポールへ旅立った3日間の日記。

■いざ!決戦へ!


11日。この日は7時半ぐらいに会場へ。
目的はもちろん、メインステージで行われるスフィアのステージだ。
よい良い場所で見たいからね!
http://www.animefestival.asia/afa12/event_guide.html


ryo.さん、おりにぃさんは先にメインステージの方へ向かってもらい
自分は今日のライブのチケットの発券へ。
一人で引き換え出来るか不安だったが
ここでも伝家の宝刀「バウチャー」が活躍。
パスポートの提示とサインだけで、無事引き換えることが出来た。


メインステージの方へ向かってみる。
ちょっと出遅れたかな、と思ってたけど
既に並んでいたのは10人もいなかった。


当然、並んでいるのは全て日本人。見知った顔も少なくない。
そりゃシンガポールまで行くぐらいだから
イベント常連なのは当たり前か。
そこにはブログにコメントをくださっているワクチンさんの姿も。
ワクチンさんが一番乗りだったらしい。
朝5時過ぎとか…。凄い。


メインステージに入場出来るのは、同じ場所で行われている
「魔法少女まどか☆マギカ」の上映が終わった後の12:00前ぐらいから。
その間、おりにぃさんは買えなかったMサイズのTシャツを買いに物販に行ったり
自分は空港までお金を両替しに行ったり…(クレジットカードの暗証番号が分からなくてATMから引き出せなかったんだよ!)。
結局、11時頃には100人弱ぐらい並んでたのかなぁ。
それでも日本に比べたら、全然少ない。
日本で同じようなイベントやったら、軽く1000人は並ぶと思う。
如何に海外というハードルが高いかが分かる。



そんなこんなで12時前にメインステージが開場。
足早に歩くファン達。
入り口から入って突き当たりを左折し、直進。
そしてUターンしたところで…。




椅子取り合戦スタート。
上の図では小さく見えるけど、実際はかなり広くて。
最前列まで100メートルはないにしても、50メートルぐらいはあった。
こんな感じ。


全力でダッシュ。
制止するスタッフなんぞ、居やしない。
まさかこんなことになるとは思わず
キャリーバッグを持っていた人は後悔したことだろう。


どうにか最前列の中央からやや右側の席を確保。
安心してふと隣を見ると、おりにぃさん、ryo.さんの姿が。
椅子取り合戦になった時はバラバラも止む無しと思ったけど、運が良かった。
二人とも豊崎さんのファンだから、当然の結果と言えば当然なんだけども。

■メインステージイベント・嵐の前の静けさ

「009 RE:CYBORG」神山健治監督のトークショーがあったり
リスアニ!の西原編集長のトークショーがあったり。
『009 RE:CYBORG』AFAにて神山健治監督トークショー開催 | イベント|アニメ情報とショップ&コミュニティ -プレセペ-
リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト


そして次のブシロードステージ。
愛美さんのミニライブや「変態王子と笑わない猫。」のアニメ化発表が行われたのだが
ここから歯車が狂い始めた。
これまでずっと観客は着席した状態だったのだが
ライブ中のみ、現地メディア席前の柵まで近づいて
スタンディングで声援を送る流れに。



特に注意されるどころか、現地の人が面白がって
ファンを写しまくるもんだから、スタンディングOKな風潮が出来てしまった。
それどころかカメラで撮影してても、何も言われない。
そもそものルールが日本とは違うのだろう。
撮影してたのはシンガポールの人で、日本の人は撮影してなかったと思う。
ひたすら叫ぶのみ。


そしてブシロードステージが終わった瞬間。
柵の前に人が殺到し、最前列付近一帯がスタンディング状態に。
まさにカオス。
折角最前列でゆったりのんびり見られると思ったのに…。


次のステージ「Electric Groove - Anisong World Stage」は
夜のライブに出演する4組の顔見せ。
Sea☆a、スフィア、栗林さん、May'nさんの順番で登場。
このステージは挨拶とライブの意気込みを語っただけで、すぐに終了。

■Sphere Special Stage

開演前、撮影NGのアナウンスが流れる。
現地メディア席も前の顔見せステージでは数十人居たのが、公式カメラマンのみになっていた。
さすがミューレマジック。
正直、実質撮影フリーな状況なので、ステージが中止されるんじゃないかと思ってた。
普段、画像小さい!とネタにしてるけど
個人的にはそのスタンスはあって良いと思ってる。
集合写真ぐらい写っても良いじゃん、と思う時も勿論あるけど。


そんなことはさておき15:10開演。
開始前「スフィア!スフィア!」とコールが入る。
落ち着け。


司会はダニー・チューさんと女性の方が一人。
戸松さん、寿さん、高垣さん、豊崎さんと
並び順に一人ずつ呼び込むのだが、歓声が物凄い。
何も聞こえない。
落ち着け!


イベントは司会の方が日本語・英語、両方で質問を読み上げた後
スフィアが日本語で答え、司会の人が英語に翻訳して紹介する形で進む。
司会の人の手馴れっぷりが凄かった。


まずは初めての4人で訪れたシンガポールについて。
昨日(10日)の朝、到着した4人は、ちょっと休憩した後「レッツゴー、マーライオン!」
寿さん、高垣さんが口元から手で、水が出るジェスチャーをする。
何か吐いてるみたい。
昼は屋台村でランチ、夜はマリーナベイサンズホテルでディナーをしたとのこと。


印象に残った食べ物について
寿さんは「ラピスサガ」、豊崎さんが「ワンタン麺」、高垣さんが「チキンライス」
そして戸松さんは…「ドリアン!」
その感想を聞かれると…。


戸「初めて食べたんですけど…、クリーミィ!」


他の3人は美味しかったですか?と聞かれ、無言。


高「…インパクト!忘れられない」


ドリアン、食べれば良かったなぁ。


●質問コーナー:「今まで演じた中で、一番自分と似ているキャラクターは?」
・戸松さん
一番似ている点が多いと思うのは「あなる」。
けど、あなる程、几帳面じゃない。


・寿さん
最近、音響監督の鶴岡さんから似てるねと言われたのは「ムギ」。
でもムギ程、お嬢様じゃないかな、と。


・高垣さん
「難しいですね…。ディファレント…。あ、ディフィカルト!?」
最近だと「リズ」の気持ちは分かるな、と感じたけど
どこか似ているところがないと、そのキャラと出会えないと思っているので
どこか似ているところがあって、そのキャラを演じさせてもらっているんだと思ってます。


・豊崎さん
「ディフィカルト…!」
答える前に観客から「唯ー!!唯ー!!」と声が挙がる。
落ち着け!!


「唯は一番アニメとリアルで同じことをやったキャラクター」
高垣さん同様、全部のキャラクターが好きで分身だと思っているので
どのキャラクターにも自分らしさを吹き込んでいけたら、
少しずつでも自分と似ている部分があったらいいなと思っています。


良い事言うわぁ。
ここで日本から来た人、シンガポールの人、というアンケートを取ったのだが
前方3〜4列ぐらいが日本の人、それより後ろがシンガポールの人と
綺麗に分かれていた。
ちなみにryo.さんはそこでこんな言葉を聞いたらしい。
「Sphere fan is crazy」と。



●質問コーナー:「声優になったきっかけと初めて演じたキャラクターは?」
これは雑誌のインタビューでもよく語られているので割愛。
最近のりぼんを読め!


●質問コーナー:「どんなキャラクターをやるときに一番自信を持てますか?」
・戸松さん
どんなキャラクターでも、自分と似ている点、演じていて楽しい点を持っているので
自分と全然違うキャラクターでも、自分と近いキャラクターでも
楽しく演じられています。


・寿さん
「難しいですね…、ディフィカルト」
自分の出身が神戸なので
関西弁のキャラクターはちょっとだけ自信を持って出来るのかな、と。


「なんでやねん、みたいな(笑)」


・高垣さん
「So different」
「なんでやねん!」
お芝居はやればやるほど発見があるので自信を持つことは難しいが
大学時代にオペラ等をやっていたので、TARI TARIやシンフォギアは
自分がやってきたことがプラスになればと思っていました。


・豊崎さん
動物が好きなので、動物っぽいキャラクター。
千百合、因果などは自分の中で定めた動物がヒントになって
楽しく演じられます。


●アフレココーナー
折角4人揃ったので…、と生アフレココーナーへ。
アフレコする題材を4人でコール。


「夏色キセキ!」


それぞれ自分のキャラクターについて説明した後、生アフレコへ。
第2話、神社で掃除をしていた優香・凛子のところへ
くっついた夏海・紗希がやってきて追いかけられるシーン。


演じ終わると、高垣さんがアフレコしたシーンを解説。
「仲良くなるように、ってお願いしたら…、くっついちゃった!」
と、くっつく寿さんと高垣さん。
湧き上がる歓声。
あれ?これ「ゆるゆり」のステージだっけ?


「あまりにも凄かったんで、もう一回お願いしてもいいですか」
今度は第5話の優香の風邪を治そうと3人で御石様にオネガイするシーンを生アフレコ。
なんて豪華なんでしょう。


ここでお時間ということで、一人ずつ挨拶をして終了。
16:06終演。結構長かったなぁ。
満足なり。

■腹が減っては戦は出来ぬ

ステージイベントが終わった後は、ライブ前の腹ごしらえ。
おりにぃさんも両替がしたいということで、空港へ向かう。


さっきのイベントで、スフィアがチキンライスを食べたと言ってたので
今度こそチキンライスを!
…と探してみたものの見つからず。
なんでこんなに出会えないの!?


仕方がないので、唯一チリクラブがメニューにあった中華店に入ったら
700g(約3,000〜4,000円)からしか注文を受け付けてなくて、結局頼まず。



普通に炒飯とか麻婆豆腐を注文した。
二食連続中華って、どんだけ中華好きなんだよ!


シンガポールエキスポに戻り
近くにあったショッピングセンターに行ったら
すぐにチキンライスを出している店があって、さらに落胆。
ねぇ、これは…これは故意ですか?



レッドブルで翼を授かり、いざライブへ!
続く!