ANOHANA FES.


行ってきた。
感動的なイベントだった。
以下、レポート兼所感。
映像化する…かも?ネタバレ注意。

■概要

イベント概要は以下の通り。

◆日時:2011年9月25日(日) 開場14:00 開演15:00 終演18:00(予定)
 ※雨天決行
◆場所:秩父ミューズパーク 野外ステージ
◆出演:入野自由、茅野愛衣、戸松遥、櫻井孝宏、早見沙織、近藤孝行、Galileo Galilei、REMEDIOS

今年春に放送され、感動的な話と「ゆきあつ」が話題になった
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の初の大規模イベント。
何といっても、このイベントの特徴は
作品の舞台となった「埼玉県秩父市」で行われるということ。
しかしそんな都心からの距離を物ともせず、約5,000人ものファンが駆けつけた。

■公演内容

【第一部】
1. オープニング
2. 超平和バスターズ BEST SHOT
3. めんま そこにいるのか?


【第二部】
4. ライブコーナー
  Galileo Galilei
  REMEDIOS
5. 最終話「あの夏に咲く花」Bパート上映
6. 朗読「めんまへの手紙」
7. エンディング
  secret base 〜君がくれたもの〜 / 本間芽衣子(茅野愛衣)・安城鳴子(戸松遥)・鶴見知利子(早見沙織)


8. アンコール
  secret base 〜君がくれたもの〜 / 全員

■開演前

※自分の話になるので、公演内容の詳細について読みたい方は飛ばしてください。


10:30頃に家を出て、13:00頃、西部秩父駅に到着。



とてもイベントに来たとは思えない光景。
画像左下に見えているが、イベント参加者向けに無料のシャトルバスが出ていた。
混雑してるかと思ったが、5分程度待ってすぐ乗れた。
20分程バスに揺られ、秩父ミューズパークに到着。



ミューズパークの駐車場に、何台か「あの花」仕様の痛車があり
注目を浴びていた。



バスから降りれば、すぐ会場!
というわけではなく、野外ステージまでは約15分歩くことになる。



テクテク。良い風景だなぁ。
デートで訪れていれば、相当なリア充なんだろうけど…。
(´;ω;`)ブワッ



程なくして、物販コーナーへ到着。
13:45時点で、何点か売り切れも出ていた模様。
とりあえずパンフさえ買えれば良かったので並ぶ。



途中で購入用紙を渡される。
うん、やっぱり購入用紙は便利だ。
どこぞの物販でも導入して欲しいなぁ!
さくさく順番が回ってきて、無事パンフ購入。
購入者には無料でビニールバッグがもらえる。
どこぞの物販でも無料配布にして欲しいなぁ!


パンフをバッグにしまっていると
「パンフ売り切れでーす!」の声。
どうやら紙一重だったらしい。
ちなみにパンフの内容はキャストコメントが中心だが
撮り下ろしの写真はなく、宣材写真のみ。
せめて撮り下ろし写真は欲しかった…。



自由に書き込めるメッセージボード。
イラストのレベルが高い。「凄ぇ」という言葉しか出ない。
イベント参加者の2割ぐらいが女性だったので、その影響だろう。
癒される…。



会場外景。
雨が降ったらカオス間違いなしだった。
本当に晴れて良かった。


会場に入り、待機。
定刻通り、15:00開演。

■オープニング

キャラ&キャスト紹介の映像が流れた後、キャストの6人が登場。
入野さん、茅野さん、戸松さん、櫻井さん、早見さん、近藤さんの順に挨拶。


客席を見渡して櫻井さんが一言。


「ちょいちょいめんまだかわかんない人が居る」

確かに会場周辺はめんまコス・ゆきあつコスをしている人が多かった。

■超平和バスターズ BEST SHOT

よくある「キャストが選ぶ名シーン」的なコーナー。
各キャラに対して、キャスト6人が良かったと思うシーンを挙げる。


●じんたん
入:第一話 めんまを探して走り回る。「うおおぉー!」
茅:第一話 同上
戸:第六話 「俺を見ろ!」とあなるをかばう
近:第六話 同上
早:第八話 泣いているのを「フランダースの犬」でごまかす
櫻:第九話 草むらから吹っ飛んでくるシーン


●めんま
茅:第一話 じんたんに塩ラーメンをせがむ。「ひいき、ひいき、中年びいき」
戸:第四話 「めんまが死んじゃっても、皆には仲良しでいてほしい」
櫻:最終話 「見つかっちゃっ…た」
入:第十話 「成仏、しますよ?」
近:最終話 「じんたん泣かす!」(回想シーン)
早:最終話 「おかえり」


●あなる
入:第八話 じんたんを引き止めるシーン。「じんたんのバカ!…あたしのバカ」
茅:第八話 同上
櫻:第八話 じんたんを引き止めようと、背中で泣く
早:第八話 同上
近:第二話 親に言われて、庭で水を撒いている。(メガネ)
戸:第七話 思わず出た「テープ取って、じんたん」


●つるこ
近:最終話 泣きながら心情を吐露する
入:最終話 同上
茅:第七話 ゆきあつと電話した後の「あんたについていくのは大変なんだから」
戸:第七話 同上
櫻:第五話 パッチンをつけるシーンの「見えないわね」
早:第九話 物陰からあなるとゆきあつの会話を聞いているシーン


●ぽっぽ
入:最終話 全てを告白するシーン
櫻:最終話 同上
戸:第三話 バーベキューのシーンで言った「えっ、マジ?」(良い声だった)
茅:第七話 「カレ牛、撤退」
早:最終輪 めんまが行っちゃうとこ、見た(回想シーン)
近:第七話 「かっけーんすよ、じんたんは」


●ゆきあつ
戸:第九話 あなるがゆきあつを蹴る。「ナイスミドル」
早:第十話 かつらを撫でているシーン
入:第八話 じんたんを殴ろうとするが、出来ない
櫻:第四話 女装がバれて逃げるが、見つかってしまう
近:第四話 同上
茅:第四話 同上


どれも納得出来る名シーンばかり。

■めんま そこにいるのか?

茅野さんが壁の向こうに行き
戸松さん、櫻井さん、早見さん、近藤さんから"見えなくなる"。
お題に対して、茅野さんがジェスチャーをした内容を
入野さんが4人にジェスチャーで伝える。
要は単なるジェスチャーゲームだが「あの花」の設定を生かした上手いやり方。


正解者には茅野愛衣特製蒸しパンがプレゼント。

第一問:めんま(正解者:なし)
第二問:こけし(正解者:櫻井さん)
第三問:花火(正解者:近藤さん)
第四問:猫(正解者:早見さん)
第五問:棒高飛び(正解者:戸松さん)

ゲームそっちのけで
茅野さんの可愛いジェスチャーに見蕩れるコーナーだった。
ついに井上喜久子さんの後継が現れたか…!
是非、映像化して形に残すべき。


ここで第一部が終了。約15分の休憩へ。
その間、ステージではバンド機材のセットが行われる。

■ライブコーナー

入野さん、茅野さんの紹介で、第二部はライブコーナーからスタート。

●Galileo Galilei
OP「青い栞」とドラマ「荒川アンダーザブリッジ」主題歌の「さよならフロンティア」を披露。


バンド機材の入れ替えで、何のアナウンスもないまま10分程待機…。


●REMEDIOS
「Dear Love」「Still...」等、本編で使われた曲と共に
スクリーンに本編映像が映し出される。

■最終話「あの夏に咲く花」Bパート上映

ステージ上にマイクが6本設置されたので
生アフレコか?と思ったが、流れたのは最終話の本編Bパート。
会場中から鼻をすする音が聞こえてくる。


自分もめんまを探し始めたあたりで涙腺崩壊。
手紙を見つけて「secret base」が流れたあたりでMAXに。


「見つかっちゃっ…た」

■めんまへの手紙

映像終了後、キャスト6人が登場。
本編後の後日談で、各キャラクターがめんまへ書いた手紙が読み上げられる。
最後はめんまのモノローグで〆。

■エンディング

男性キャスト3人は退場。
女性キャスト3人で静かにMCをした後「secret base 〜君がくれたもの〜」へ。


普段のイベントであれば「ライブです」となれば
けたたましい歓声が挙がるけど、今回は会場が静まり返っていた。
とてもサイリウムを振る雰囲気ではなく
あの場に居た多くの人が「あの花」の世界観に引き込まれていた。


最後に出演者全員が登場し、一言ずつ挨拶。
しんみりとした空気になっていたが、
Galileo Galilei 尾崎さんの「僕はつるこが好きです」で会場に熱気が戻る。
キャストの人達にとっても、大切な作品になっているようで
コメントにもいろんな想いがこもっていたように思う。


告知も少しあり
イベントの映像化について「映像化する…かもね?」と可能性を匂わせた。
わざわざ言及したってことは、余程の問題が起きない限り映像化の見込みがあるんだろう。
期待。

■アンコール

出演者がステージから退場した瞬間、多くの人が席を立ち、一斉に出口へ向かう。
「あれ、アンコールないの?」と思いつつも
一切「アンコール」の声は聞こえてこない。
そうこうしてるうちにイベント恒例の三本締めが行われ、完全に終わる雰囲気に。


と、しばらくして急に「アンコール」の声が聞こえだす。
ちょ、さっき締めちゃったよ!


「めんま!」


しばらくして聞こえてきた声の主は櫻井さん。
ステージ上にいないと思って見回したら
ステージ脇の高台に女装した櫻井さんが…!


「もちろん、俺も大好きだー!」


会場は今日一番の盛り上がりに。
帰りかけていた観客がダッシュで戻ってくる。


ステージには、イベントTシャツに着替えたキャストが再登場。


「帰んないで!」
「戻ってきて!」
「まだあるよ!」


笑った。こんな経験初めてだ。


入野「最後にもう一盛り上がりしてから帰りましょう!」


最後はやっぱり「secret base 〜君がくれたもの〜」。
スクリーンに歌詞が表示され、全員で合唱。
やっぱり合唱は良いね。


曲が終わると、後方で花火が打ち上げられる。
一発ではなく、何発も。
花火を打ち上げるアニメイベントなんて、そうそうないよなぁ。


最後はめんまが遺したメッセージで締める。
練習なしの一発勝負。


キャスト「超平和バスターズは!」
会場「ずっとなかよし!」


18:25終演。

■所感

今回のイベントは、何といっても
最終話Bパート〜朗読〜「secret base」の流れが素晴らしかった。
全然泣くようなイベントになるとは思ってなかったんだけど、ボッロボロ来て。


既にREMEDIUSのライブコーナーで映像が流れてる最中から、結構こみ上げていて。
特に最終話Aパートの神社に集まってるシーンで
ゆきあつの「頼むぜ、リーダー」を思い出して泣きそうになりつつも、何とか堪えて。


よし、次は生アフレコだなと思ったら
まさかの最終話Bパート上映で完全にやられた。
その後の生アフレコ。
いつもなら生アフレコは中の人の様子を見続けているけど
今日はスクリーンのイラストに集中して、中の人を意識せずに聴いていた。
この雰囲気は中々経験出来るもんじゃない。


そして最後の「secret base」合唱。
最高の思い出になった。

バンド転換時間の使い方やアンコールの空気など
ちょっと残念なところもあったけど
全体としては「あの花」の世界に浸れる、良いイベントだった!