すべてがFになる

読んでみました。とても面白かったです。
謎解き部分は納得と驚きの連続で
オチも独特なものがある。
ミステリー小説ってこんなものなんかなー、と思った。


以下ネタバレ気味。




最初に思ったことは登場人物のページで
その他の人々として下の方で紹介されていた
犀川と萌絵が主人公だったこと。
些細なことですが、「主人公は上に書かれる」という固定観念に縛られてるなぁ、と。


この主人公の犀川と萌絵。この二人がいいです。
二人とも変わっていて、些細な台詞、やりとりでも面白い。
犀川の考え方になるほど、と思う点も多かった。
後は真賀田四季。「天才」っぷりが凄かった。


トリックはパソコン関係のネタがちょくちょくあって
そこそこ楽しめました。今だと知識のある人も多いと思うけど
これが出たのは10年前だから、結構?になる人も多かったんじゃないかな。
Fに関しては15巻までしかない云々のところで気づきました。
逆に言うとそこまで気づかなかったんですが…。
まぁ、気づいてもそれが何を意味するかはサッパリでしたけど。


もっと犀川と萌絵が見ていたかったなぁ、と思っていたら
どうやらこの二人が主人公のS&Mシリーズがこの作品を含めて
10作もあるということで、興奮しております。マジで読みたい。
ハルヒを読むのはまだまだ先になりそうです。