LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2021~Camel Back hall~(神奈川公演)

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行ってきた。
以下、イベントの様子をレポート。
※ネタバレ注意!

イベント概要

イベント概要は以下の通り。
SPSページ:https://sphere.m-rayn.jp/contents/427005

■公演名
LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2021~Camel Back hall~


■日時・場所
2021年7月17日(土)開場:17:00/開演:18:00@神奈川県民ホール 大ホール(追加公演)
2021年7月24日(土)開場:17:00/開演:18:00@中野サンプラザホール
2021年7月25日(日)開場:12:00/開演:13:00@中野サンプラザホール(追加公演)
2021年7月25日(日)開場:16:30/開演:17:30@中野サンプラザホール


■出演
豊崎愛生

6月に発売した4thアルバム「caravan!」を引っさげて行われるワンマンライブ……じゃなくて、ワンマンコンサート。
豊崎さんは今年2月にオンラインライブを行っているが(この時は「コンサート」じゃ無かったね)
それを除くと、2018年11月の「AT living」以来、約2年8ヶ月振りのワンマンコンサートとなる。

その初日は神奈川・神奈川県民ホール。
「Camel Back hall」開催発表時は7/24、7/25の東京2公演しか発表されておらず
神奈川公演は追加公演として発表されたため「初日、兼、追加公演」という不思議な位置付けとなっている。


コロナ禍に入ってからのスフィア4人は
オンラインイベントをしたり、アニメ関係のイベントに出演したり、ということはあったものの
ソロで有観客イベントを行うのは、おそらく今回が初めて。
現地でのイベント参加はスフィアの全曲ライブ以来、という人も少なくないのでは?
自分です。

メディアによる公演終了後のレポート…というかインタビュー記事はこちら(ネタバレ無し)。
www.tvlife.jp

コロナ禍以前のイベントとの違い

自分はコロナ禍に入ってから初めてのリアルイベント参加となるため、これまでのイベントとどのような点が変わっていたかを残しておく。

事前にSPSで告知されていたイベント参加の注意事項は以下ページに記載されている。
豊崎愛生「LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2021~Camel Back hall~」の公演に関して ご来場予定のお客様へお願い | sphere portal square (スフィアポータルスクエア)

●入場時間帯が座席毎に分かれている
会場への入場人数を分散させるための取り組みとして、座席毎に入場推奨時間というものが設けられた。
飛行機の搭乗の時みたいな感じ。
LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2021~Camel Back hall~ 神奈川県民ホール公演 ご入場に関するご案内 | sphere portal square (スフィアポータルスクエア)
……↑のページ、「ご来場予定のお客様へお願い」へのリンクが貼ってないような…。

●17:00~17:20入場
下記チケットをお持ちのお客様が対象となります。
1階1列〜10列
2階1列〜8列


●17:20~17:40入場
下記チケットをお持ちのお客様が対象となります。
1階11列〜20列
2階9列〜12列
3階1列〜4列


●17:40~18:00入場
下記チケットをお持ちのお客様が対象となります。
1階21列〜32列
3階5列〜14列


●チケットが電子チケット
コロナ禍以前から、電子チケットのイベントはちらほらあったけど
スフィア関連のライブでは、初めて電子チケットが採用された。

電子チケットは「ローチケ」アプリで受け取る。
今回の公演では1人2枚まで購入することが出来たが
同行者には事前に「ローチケ」アプリ上でチケットを分配しておく必要がある。
ローチケ電子チケットアプリ|あなたのスマートフォンがチケットに | ローチケ(ローソンチケット)

入場時はアプリを見せて「入場済」の手続きをすることになる。

●当日物販は整理券(電子)制
LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2021~Camel Back hall~ 物販情報/整理券配布に関するお知らせ | sphere portal square (スフィアポータルスクエア)
当日、物販でグッズを購入するためには
「Portal Square Order」のサイトで整理券を発行する必要がある。
開場前だけでなく、入場後、会場内で購入する場合も整理券の発行が必要。
今回、自分は物販に行かなかったので実際の使用感は分からないけど
注文リストを作成したり、登録したクレジットカードで決済出来たりと、利便性は高そう。


…余談だけど、物販ブースでは毎回、演者の曲が流れていて
今回も当然「caravan!」が流れていたんだけども
突然、竹達彩奈さんの「OH MY シュガーフィーリング!!」が流れてきて「!?」となった。

www.youtube.com
スタッフは「けいおん!」好きなのかな?


曲は止まることは無くフルで流れ、次の曲へ。
アイドルっぽい感じの曲だけど分からないなぁ…と
Shazam先生に聞かせてみたところ…


www.youtube.com
ただの女性声優好きか!

なぜ自分は豊崎さんの記事でポニーキャニオンとキングレコードの動画を貼っているのか…怒られそう。
曲はそこで止まった。

●前後左右の席が空いている
参加者は、1席ずつ間隔を空けて座る。
座れない席は黒いカバーが掛けられている。籠島さんのツイート参照。

2Fは関係者っぽい人が座っていたけど、一般の参加者は居なかった…かな?3Fは見えず。
1Fはほぼ埋まっていた。

●公演中のルール
コロナ禍以前と、主に違った点は以下。

・マスクの着用は必須
→基本。

・声を出しての応援、歌唱等は禁止
→歌唱中はもちろんのこと、MC中も同様。ただ、面白いことがあったときに笑い声が漏れてしまうのは致し方ないか。

・ジャンプや呼吸が乱れるような動きは禁止
→振りコピは控え目に。

・タオルを振り回しての応援は禁止、ペンライトは胸の高さまで
→タオルはあまりスフィア関連では無いので特に問題無しか。ペンライトは中々加減が難しいところ。

立ってもいいのか、という点については記載が無かったが
会場内では、立っても良い、とアナウンスされていた。


などなど…。
制限で窮屈なこともあるけど、これはこれで良いなということも多数だった。

セットリスト

開演:18:02/終演:20:06

M1. walk on Believer♪
M2. music
M3. リンゴのせい
M4. TONE
M5. ランドネ
M6. さすらいの迷える仔猫
M7. Cheers!
M8. Alright
M9. ほおずき
M10. 何かが空を飛んでくる
M11. マイカレー
M12. MORNING:GLORY
M13. See You Tomorrow
M14. シャムロック
M15. ライフコレオグラファー
M16. ハニーアンドループス
M17. それでも願ってしまうんだ

EN1. 春風 SHUN PU
EN2. クローバー
EN3. March for Peace

イベント本編

18:00を少し過ぎたところで、豊崎さんの開演前アナウンスが入る。
「皆さーん、Camel Back hallまであと少しですが、盛り上がる準備は出来てますか~?」
拍手で応える観客。
その後、すぐに会場が暗転し、バンドメンバーがスタンバイ。

「Camel Back hall、初日!」

という声が聞こえた後「walk on Believer♪」の演奏が始まる。
そして豊崎さんが登場。衣装は概要に記載したTV LIFEの記事参照。
観客は、すぐに全員が立っていた。
「music」「リンゴのせい」と続けて歌った後、MCへ。

久々にファンと直接対面するイベントということもあって、開口一番「久しぶりー!元気してた?」
今回、様々な制約がある中でのイベントとなるが「今日はクラップに想いを乗せて楽しんで頂ければ」と挨拶。

その後、今回の公演のコンセプト・「Camel Back hall」に込めた意味を説明した後、「caravan!」から新曲を、と「TONE」を初披露。
「ランドネ」「さすらいの迷える仔猫」を歌い、再びMC。

ソロのコンサートは「AT living」が約2年半前。
「AT living」はカバーアルバムを引っさげたコンサートだったため
オリジナルという意味だと、前回は約5年前に遡る。

「待っててくれた皆さん、ありがとうございます」

本日は神奈川公演。
神奈川はお姉さんが居たり「walk on Believer♪」のジャケ写・PVでお世話になっていたりと思い出のある場所で
そんな場所に会いに来てくれてありがとうございます、と改めて感謝の述べる。

ちなみに…

「カナケン……あ、カナケンって、地元の人は言わないらしいです」
「あ、ガンダム居るらしいね。私はまだ見てないんだけど」

ちゃんと脱線しているのでご安心を(?)。

自分の帰る場所を思い浮かべながら聞いてもらえれば、と新曲「Cheers!」へ。

…が、出だしの歌詞をミスし、演奏中断。

「…皆さんは、落ち着く場所ありますか?」

何事も無かったかのように、続けようとする豊崎さんだった。

「土岐さんの歌詞、間違えたくないから、もう1回やらせてください。」

リトライで「Cheers!」を歌った後、これまた懐かしい「Alright」を披露。
その後のMCにて

「みんな知ってました?『Alright』」

ライブで歌うのは久々とのこと。
→2013年10月27日の「letter with Love」(神奈川公演)以来。
「このタイミングで聴くと説得力があるなと思って入れました」

続いては、神奈川公演の会場限定曲。

「追加公演なのに、初日なんですよ。どういうこと?」

自ら「追加公演」の定義にツッコミを入れていた。
次(中野)も参加する人?と聞くと、かなりの人数が手を上げる。

「めっちゃリピーターやん!次は『Cheers!』間違えないから」

会場限定曲は「ほおずき」。
続けて「何かが空を飛んでくる」を歌ったけど、この曲も会場限定曲なのだろうか。

MC、豊崎さんからそれとなく促されて、観客は着席。
豊崎さんはタンバリンを持つ。
ステージにいくつかスタンドマイク等が設置され
そのスタンドマイクの前に、各々楽器を持ってバンドメンバーが立つ。

ここでバンドメンバーの紹介。
ベース・平本陽一郎さん(=もっちゃん)。
ここ数年のスフィアライブではお馴染みだけど
豊崎さんのコンサートは初めて。

豊崎「(初めてのソロ参加)どうですか?」
平本「めっちゃ楽しいです!」

ドラム・杉野寿之さん。
豊崎さんのソロ公演ではお馴染み。

杉野「さっき(Cheers!)ので大分楽になりました」
豊崎「ごめんなさい、反省します」

キーボード・籠島裕昌さん。
説明不要なくらいお馴染み。

豊崎「このバンドの裏のボスですから」

ギター&バンマス・平井武士さん。
こちらも説明不要。

豊崎「平井さんはやる気満々で」
平井「やる気満々です!」

平井さんの前だけスタンドマイクが無い。
スタンドマイクを置くかどうか、という話もあったようだが…

平井「大丈夫、声張っていきますから!」
平井「会いたかった!」

そんなバンドの名前は「願ってしまうんだバンド」。
バンドメンバーの願い事を聞こうと思ったけど大分喋ったので、曲へ。

豊崎「一番緊張しているのは、もっちゃんだと思います」
豊崎「渾身の一曲をお届けしたいと思います……『マイカレー』」

「The key to Lovin'」の「おさんぽの唄」のようなスタイルで「マイカレー」を披露。
「おさんぽの唄」の時は、ラストの「片手の手袋」の後で
平井さんがキメ顔(変顔?)でヴィブラスラップを叩いているが(パッケージ参照)

今回は、平本さんがヴィブラスラップを担当。
要所要所でヴィブラスラップを叩く。
「ささやいている」の後(たしか)は、豊崎さんから「おかわり!」と言われ
再びヴィブラスラップを叩いていた。
キメ顔も平井イズムを継承していたようだった。

「決まりましたよ、『マイカレー』。ビシッと」

アルバムの新曲はまだある、ということで「MORNING:GLORY」。
立つかどうか悩ましい曲だが、結果的に座ったままとなった。
次の「See You Tomorrow」では、豊崎さんに促される形で観客は再び立ちに。
続けて「シャムロック」。…今回、カップリング曲がやたら多いような。

さらにアルバム新曲「ライフコレオグラファー」。
振り付け…とまではいかないかもしれないけど、決まった身振り手振りがあるように見える。
照明がかなり派手で、良い意味で豊崎さんらしくない。
Bメロの「人混みの波には逆らわず」「周りと同じ丁度良い速度で」の部分は、豊崎さんは歌わない。
ラストの「♡」(ハート)の歌詞に合わせて左手でハートを描く。
そのままの勢いで「ハニーアンドループス」。
振りコピする人、多数。

5曲連続で歌い終えたところでMC。
あと1曲になりました、とのこと。

「……今、『今来たばっかりー』って声が聞こえてきました(笑)」

勿論、実際にはそういう声も「えー」といった声も上がっていない。
反応出来ないのが若干もどかしい。

ラストは「これを歌わなきゃ終われない」と「それでも願ってしまうんだ」。
2番Aメロは手拍子のリズムが異なる。
大サビ後のラララは、通常時であれば合唱ポイントになるんだろうけど、ワイパーのみとなった。
アウトロが流れる中、豊崎さんは退場。
演奏終了後、バンドメンバーも退場。

拍手の後「アンコール」の声は出せないので、手拍子を続ける。

しばらくして豊崎さんが再登場し「アンコールありがとうございます!」
衣装は「Caravan! BIG Tシャツ」を2つ繋げて作ったもの。
ameblo.jp

そして歌ったのは「春風 SHUN PU」。
まさかこの状況で歌うとは、という印象。
当然、観客は歌うことは出来ない。
普段であれば、大サビの後のアウトロを観客側で歌い続けるが
今回は豊崎さんが歌っていた。
音源と違う形となり、ある意味レア。

MC。
恒例(?)のグッズ宣伝タイム。

・「しましまのラクダシャツ」
→豊崎さんがグッズ名を考えたそうだが「しまうまと紛らわしいなと後悔しました」

・「ラクダのもふもふクッション」
→水が置いてあるテーブルに立てようとするも立たず。「自立しないですね…」

宣伝も終わったところで、最後の挨拶をして
もう1曲、会場限定曲があるということで歌ったのは「クローバー」。
そして正真正銘最後の曲は、アルバムにも最後に収録されている新曲「March for Peace」。

「さあ 踊ろう」の後の間奏、豊崎さんもバンドメンバーもジャンプしているので
観客側もジャンプ……したいところだけど、ジャンプ禁止なのが辛い。
その代わりなのか、豊崎さんから手拍子を促される。
曲中の間奏で「みんなの明日が幸せになることを願っています。『願ってしまうんだバンド』と、豊崎愛生でした!」と話した後、最後にサビを歌った。

歌い終えた後、バンドメンバーと両手を伸ばしてソーシャルディスタンスを保ちながら横一列に並び、マイク無しで挨拶。
「それでも願ってしまうんだ」のインストをBGMに、まずバンドメンバーが退場。
平本さんは、スフィアライブの時のように、ジャンプしながら退場していった。
そして豊崎さんも最後に会場に投げキッスをして退場。

大きなトラブルなく、無事に公演が終了した。
「Cheers!」以外は。