「寿美菜子 First Live Tour 2012“Our stride”」神戸公演


行ってきた。
以下、イベントの様子をレポート。
※ツアー公演内容、セットリストのネタバレ注意!

■イベント概要

イベント概要は以下の通り。

■公演名
寿美菜子 First Live Tour 2012“Our stride”


■日時・場所
2012年11月18日(日)開場:16:45/開演:17:30@神戸国際会館
2012年11月24日(土)開場:14:00/開演:14:30@中野サンプラザホール
2012年11月24日(土)開場:18:00/開演:18:30@中野サンプラザホール
2012年12月1日(土)開場:17:00/開演:18:00@中日劇場
2012年12月9日(日)開場:16:00/開演:17:00@大宮ソニックシティ


■出演
寿美菜子

2011年6月に豊崎さん、同7〜8月に戸松さん、
同12月に高垣さんと行われてきたスフィアメンバーによる1stソロライブツアー。
その最後を飾る寿さんのソロライブツアーがいよいよスタート!


これまで開催されてきたソロライブ(コンサート)は
スフィアの時とは異なる、それぞれの個性が如何なく出ていたライブだったが
果たして寿さんはどのようなライブとなるのか。
4週連続で行われるツアーの最初の一歩は
寿さんの地元・神戸での凱旋公演!
あらゆる意味で、特別なライブとなることは間違いない!

■セットリスト

開演:17:40/終演:19:52


M1. カラフルダイアリー
M2. Like a super woman
M3. brilliant focus
M4. metamorphose
M5. Ivory
M6. Brand New World
M7. ライラック
M8. Dear my...
M9. 未来へ(カバー・原曲:Kiroro)
M10. Morning Arch(カバー・原曲:河野マリナ)
M11. しあわせ運べるように(神戸オリジナルバージョン)(カバー)
M12. 始まりの場所
M13. Startline
M14. echo hearts
M15. ココロスカイ
M16. STRIDE


EN1. つきのひかり(ピアノ弾き語り)
EN2. Shiny+

■ライブ序盤!

オープニング
M1. カラフルダイアリー
M2. Like a super woman
MC1
M3. brilliant focus
M4. metamorphose
M5. Ivory
M6. Brand New World
MC2

オープニングは、寿さんのシルエット(多分)が
歩いたり走ったり、あとは時々踊ったり。
どこかのプロモーションで使われそうな、スタイリッシュな映像。
映像が終わると、寿さんが登場。


「皆さん、こんにちは!」
「神戸ー!最後までよろしくな!」


初っ端から寿ロック全開でスタート。
「カラフルダイアリー」では、2番のサビ「赤く色付いてく帰り道」のところで
一部の客が赤いサイリウムを出していて、やるなぁと感心した。
1番のサビは青、2番のサビは赤、大サビは白と変わっていくと綺麗かもしれない。
「Like a super woman」は「ココロスカイ」のリリースイベントの時
「Like a ○○○ woman」を一緒に歌ってください、と指導がったようだけど
スフィアのツアーから相変わらず、あまり浸透していない。


最初のMC。
「こんばんは」と挨拶すると、地元・神戸に凱旋したこともあって
観客から「おかえりー」の声が。


「神戸で歌うのは初めてで、本当に嬉しいですね」


今回の会場・神戸国際会館は
去年の戸松さんのソロツアーや芸術鑑賞で来たことがあるそうで
自分が今そのステージに立っていることに感動していた。


「アルバムは『My stride』でしたが、今回のツアー『Our stride』では
私だけでなく、バンドメンバー、そして皆さんと歩んでいくライブにしたいです!」


MC開けは、ちょっとスピードを落として。
アルバム新曲「brilliant focus」は常に手拍子。
続く「metamorphose」はひたすら聞き入るのみ。
「Ivory」では、大サビで二人の女性ダンサーが登場。
そして最後の「La La La...」をワイパーしながら、全員で合唱。


そのままダンサーを従えての「Brand New World」
雑誌のインタビューでダンスをしたい曲と言ってきた通り
キレッキレのダンスを披露。
この曲を振りコピするのは相当な度胸が必要。そもそも振りコピと言っていいのかどうか。
スフィアの振り付けは「一緒に踊ってくれてありがとう♪」とコメント出来るレベルだけど
この曲の振り付けは「何で踊れるの!?」と驚愕するレベル。
サビの「Oh Oh Oh」は一緒にコール。


「ここまで走ったり歩いたりしてきましたが、立ち止まって振り返ることも必要」と述べ
ライブは次のフェーズへ。

■ライブ中盤!

M7. ライラック
M8. Dear my...
「Shiny+」オフショット写真集
M9. 未来へ(カバー・原曲:Kiroro)
M10. Morning Arch(カバー・原曲:河野マリナ)
MC3
M11. しあわせ運べるように(神戸オリジナルバージョン)(カバー)
M12. 始まりの場所
MC4

友情をテーマとして自らも歌詞制作に携わった「ライラック」
親愛なる人へメッセージがこめられた「Dear my...」
寿さんの想いが沢山つまっている二曲を披露。
ここで一旦、寿さんは退場。


キーボード・籠島さんの「Shiny+」のインストに合わせて
スクリーンでは同曲のMusic Clip撮影時のオフショット写真が流れる。
「Shiny+」は爽やかで前向きなイメージがあったけど、
このインストはやけにせつなくて、目から何かが出てきそうになった。


映像が終わって登場した寿さんが歌いだしたのは
1998年に発売されたKiroroの名曲「未来へ」
今回のアルバム・ライブのコンセプトと歌詞の相性が抜群で感動的だった。
ツアーのセットリストに組み込んでも全然おかしくないと思うけど
カバー曲ということで、神戸限定になるんだろうか。


次の「Morning Arch」では、一転して大盛り上がり。
自身がユー子役で出演している「Aチャンネル」から
河野マリナさんが歌う主題歌をカバー。
今後、この枠は自身が出演してきた番組の主題歌をカバーするのかな?
だとすると、いずれあの「オリオンをなぞる」が聞けたり…?
楽しみでならない。


MCではカバー曲にまつわるエピソードについて。
「未来へ」は小学1年の時、親がシングルを借りてきたことで出会い
初めて邦楽で覚えた曲だそうな。
ミュージックレインのオーディションでも歌った、思い出のある曲。
「Morning Arch」は「関西なので『Morning Arch』を歌わなきゃな、と」
日常的な会話が多いアニメなので、特徴的な台詞が中々思いつかなかったようだが
「トオル、やめてーな!」と台詞を披露。


次に歌ったのは「しあわせ運べるように」
この曲は阪神淡路大震災の後、神戸復興を願って作られた曲。
「しあわせ運べるように」公式サイト
寿さん自身も3歳の頃に震災を経験。
当時の記憶はないとのことだが、毎年のようにブログで触れており
寿さんにとって忘れられない出来事の一つとなっていることが伺える。
2008年01月17日のブログ|寿美菜子オフィシャルブログ「みなころび八起き」Powered by Ameba
2010年01月17日のブログ|寿美菜子オフィシャルブログ「みなころび八起き」Powered by Ameba
2011年01月17日のブログ|寿美菜子オフィシャルブログ「みなころび八起き」Powered by Ameba
2012年01月17日のブログ|寿美菜子オフィシャルブログ「みなころび八起き」Powered by Ameba
続けて歌った「始まりの場所」も、神戸をテーマにした曲で
神戸公演ならではの、寿さんの想いが溢れた一時だった。


だがしかし。このまま終わらないのが寿さんのライブ。


「立ち止まって振り返る曲を歌ってきましたが、止まっていても始まりませんので走り出したいと思います!」

■ライブ終盤!

M13. Startline
M14. echo hearts
MC5
M15. ココロスカイ
M16. STRIDE


EN1. つきのひかり(ピアノ弾き語り)
MC6
EN2. Shiny+

クライマックスの幕開けは「Startline」から。
2番サビ後の間奏でバンドメンバー・ダンサーの紹介が入る。
平井さんのギターから再び曲に戻る流れがカッコ良すぎる!
「echo hearts」は「Brand New World」と同様ダンス曲と言われてた曲。
「Brand New World」程ではないにしろ、ガチなダンス。
ダンサー二人とのコンビネーションも綺麗。
大サビ後はコール&レスポンス。


寿「Hello Hello Hello」
客「Wow...」
寿「See You See You See You」
客「Wow...」
全体「I wanna feel your heart」


楽しかった時間もあっという間に終わりの時間へ。


「ココロスカイ」はスフィアのツアーでも何度も披露されたが
今回は観客側の対応に驚いた。
大サビで歌詞が被っているため、寿さんが歌っていない部分があるのだが
そこを観客側が大合唱していた。
ツアーでもそういう動きがあったのかもしれないけど、今日程、浸透はしていなかったと思う。


寿「怖がらずに 行こう」
客「どんな暗い闇が この世界を隠しても」
寿「いつだって 朝が来て 輝く」
全体「太陽!」


最後はアルバム・ツアーを象徴する「STRIDE」


「神戸で歌うことが私の夢でした!」
「これからも私達の歩幅で歩いて行きましょう!」


最高の盛り上がりの中、一度終幕。
アンコールの声は最初「アンコール」と「ミナコ」で分かれていたが
最終的に「ミナコ」コールに落ち着いた。


アンコールでは、ピアノが設置され「つきのひかり」を弾き語りで披露。
これで一曲を残し、自分の持ち歌は全て歌ったことに。


最後のMC。


「ここで逆撮影会をしたいと思います!」


えらく唐突だなー!?
寿さんが観客席をカメラでパシャリ。
「はい、チーズケーキ」
バンドメンバー、ダンサー紹介、そして挨拶をし終え
いよいよ最後の曲「Shiny+」へ。


2010年から何度も歌っている曲だが
通常通り2番サビまで終えた後「手拍子を利用して、振り付けをしたいと思います」と、新展開へ。
寿さんから見て、会場の左半分をハーバーチーム、右半分をランドチームに分け
それぞれに対して異なる振り付けを指導。


その内容は、リズムに合わせて手拍子×4とジャンプ×4を交互に繰り返すというもの。
ハーバーチームは手拍子×4→ジャンプ×4、
ランドチームはジャンプ×4→手拍子×4といった具合に分かれる。


途中で「2回!」「1回!」と合図があった時は
2回:手拍子×2→ジャンプ×2→手拍子×2→ジャンプ×2
1回:(手拍子→ジャンプ)×4
といった感じ。
最初は「2回!」とか言われても全く意味が分からなかったけど!


そんな新生「Shiny+」で最高の盛り上がりを見せて
記念すべき寿さんのソロツアーの第一歩が終了した。

■所感

歌声、ダンス、弾き語り、カバー、
観客への煽り、皆での振り付け、歌に込めた想い…。
いろんなことがありすぎて、お腹一杯だよ!


寿さんのソロと言えば、寿ロックなイメージがあったので
ライブもそこがメインになるかと思ってたけど
上記要素のどれをとってもメインと言えるぐらい
様々な要素が凝縮されていた。
寿さんの器の大きさを実感できるライブだった。


4週連続公演、全力でついていくよ!