「―×― (マイナス・カケル・マイナス)」上映&舞台挨拶(12月7日)


昨日、行ってきた。
以下、多少ネタバレあり注意。

■本編

21:00より上映開始。
約150席は満席となり、立ち見が出る程の大盛況。
理由は言わずもがな。


上映時間は約120分。
「―×―」はタクシードライバーの貴治と
両親が離婚し、父と暮らす中学生・凛の
2つのストーリーから構成されている。
何度かすれ違うことはありつつも、結局、2人が直接関わることはなく。
普段、アニメやゲームで劇的なストーリー展開に慣れきった自分にとっては
2つの話がどのような形で収束するのか、と無駄に裏を読んでしまった。
貴治の18日→19日、凛の18日→19日と来て、20日と表示された時は
「いよいよグランドフィナーレだ!」なんて思ったり。
アニメ・ゲームに毒されすぎだなぁ…。


演出については、共通のスタッフが多いからなのか
「GHOST OF YESTERDAY」と似た印象。
1つのシーンをじっくり描いていたかと思えば、唐突にシーンが切り替わる。
全然、予想できなかった。

■舞台挨拶

上映後、伊月肇監督と寿さんが登場。
観客のほとんどは寿さんのファンで占められていたと思うが
登場時に「美菜子ー!」と声が上がることもなく
拍手のみの落ち着いた雰囲気だった。


司会が用意されていなかったため、
監督がリードする形でトークが進むかと思いきや
監督が寿さんについて語りまくって、中々寿さんにバトンが渡らない。
どうなっちゃうの!?と心配になったが、それは最初だけで
以降は、お互いに収録時のエピソードを語っていた。


トークの内容については、既にレポート記事があるので
↓の記事を参照のこと。
「けいおん!」人気声優・寿美菜子、主演映画のトークショーに登壇!「今やるなら、またちょっと違うのかな」と実写映画出演に意欲! - シネマトゥデイ


監督のちょくちょく出るぶっちゃけトークが面白かったなぁ。
終わりの時刻が近づいたとき
「寿さん、何か告知ありますか?まぁ、告知するまでもなく、皆知ってると思うけど…」
「今、全国で公開されているあれとか…」
と、社会現象アニメに触れてみたり。
シネマトゥデイのレポートにある下記一文は、その流れを受けてのもの。

「そちらの作品はもちろんなんですけど、個人的にはこの作品(『‐×‐(マイナス・カケル・マイナス)』)も
上映させてもらって、もっともっと広がっていくといいなと思います。
また、実写にもかかわれたらいいですよね」

思わず、監督も「完璧ですね」と唸る。
寿さん、トーク上手くなったなぁ。


トークは20分弱行われ、最終的な終演時間は23:20。
きっと終電を逃した人もいただろう…。
自分は何とか帰れた。


「―×― (マイナス・カケル・マイナス)」は渋谷ユーロスペースで16日までレイトショーにて上映中。
また、23日、24日には名古屋シネマテークでも上映予定。
http://mainasu-kakeru-mainasu.com/
http://www.eurospace.co.jp/
http://cineaste.jp/