ANIME FES “VS”感想

ブロガー試写会に参加してきた。
以下、それぞれの作品の感想。
本編の内容についても少し触れているので、ネタバレ注意。

コイ☆セント

一言で言うと、ボーイミーツガールの王道だなぁ、という印象。
25分の中で二人の出会いから、恋愛模様(ラブコメ)、別れ、そして再会までをテンポ良く描く。


ただ、トトという人物について、あまり掘り下げられなかったのが残念。
明らかに普通の女の子ではありません、という話の内容・描写をしているのに
結局、謎の美少女が謎の美少女のままで終わってしまった感じ。
さすがに25分では描ききれないと思うので、1時間くらいかけてじっくり見たかった。
まぁ、どんな設定があろうと、トトが可愛いことに変わりはないんだけど!


もう一つのポイントとしては、
トトを演じる寿美菜子さんがOP、ED、挿入歌を担当しているところ。
OPはこれから始まる物語の世界観をよく表していて
EDは物語の結末に合った、さわやかな感じ。
挿入歌も物語の一つのキーになっていて、寿さんファンには堪らない。


アニメーション部分に関しては、主要キャラは3Dで描かれているが
普通に2Dなんじゃ?というぐらい、2Dらしく描かれているのも見所。
キャラクターデザインについては、オタクにウケそうなタイプではないけど
そこまで萌え要素を前面に出した作品でもないので、丁度良いかな。


いろいろ見所がある本作品だけど、いろんな意味で25分って短いな!と思う作品だった。

マジンカイザーSKL 第1話 『Death Caprice(デスカプリース)』

プロデューサーの人も言っていたけど、「マジンガー無双」という言葉に尽きる。
巨大な剣を持ってバッサバッサなぎ倒したかと思いきや、二丁拳銃を乱射して敵を一掃する。
こ、これがマジンガー?!
去年テレビでやってた真マジンガー衝撃!Z編もいろいろぶっ飛んでたけど、これはさらに上をいっている。
戦闘描写にも迫力があって燃える。
ロボットの動きじゃない!というぐらいアクロバティックな動きをするが
それがまた燃える。リアリティなんて関係ない。


第2話以降、1VS1での戦いを描いていくとのことなので
どんな風に描かれるのか、気になるところ。
ストーリー関係なく、バトルシーンを見ているだけでも楽しめそう。
しかし作品全体がバイオレンスな雰囲気になってたり、一部汚い言葉遣いがあったりで
見る人を選びそうな作品ではある。

.hack//Quantum 第1話『Walking Par†y』

アニメ、ゲーム等の原作はそこそこチェック済な者として感想。


シリーズ物の続編という位置付けではあるが
今回の話は、同じ学校の女子3人がThe Worldをプレイしている、という所から始まるので
過去シリーズを知らない人でも、物語を楽しむにあたっての支障は全くない。


それでも、シリーズ経験者にはニヤリとさせられる点が多いのもポイント。
メインの3人がカイト、ブラックローズ、バルムンクを連想させるPCなのは勿論、
他にもアイナ、ぴろし、遥光、クーン等に似たPCが登場。
ただIyotenとアスタは外見も声も同じで、同一人物の模様。人気者だなぁ(笑)
過去のアニメシリーズではあまりなかった(あえてしていなかった?)、
リアルでの描写があるのも、これまでのアニメを見てきた人にとっては新鮮で良い。


第1話は花澤さんマジ天使!な感じで進みつつ、物語が動き出すというところで終了。
早く続きがみたい!
SIGNやRootsが癖のありすぎる主人公・物語だったのに対して、
大分とっつきやすくなっている。かなり良い出来。

ANIME FES “VS”全体の感想

新作OVAを3作品上映ということで、
今回はコイ☆セント、マジンカイザーSKL、.hack//Quantumが上映されたけど
ちょっとマジンカイザーが異彩を放っているなぁ。
コイ☆セントの終わりから、マジンカイザー冒頭の台詞にかけての落差が凄かった。


それでも今まで縁のなかった作品に出会える良い機会になると思うので、
現在予定されているバトル3以降も、続いていくといいなと思う。