冴えない彼女の育てかた Fes. 〜blessing moment〜


行ってきた。
以下、イベントの様子をレポート。

■イベント概要

イベント概要は以下の通り。

■公演名
冴えない彼女の育てかた Fes. 〜blessing moment〜


■日時
2015年5月3日(日)開場:16:30/開演:17:30


■場所
ディファ有明


■出演
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤崎千夏、春奈るな、沢井美空

2015年1月〜3月までノイタミナ枠で放送されていた
TVアニメ「冴えない彼女の育てかた」のトーク&ライブイベント。
今まで安野さん、大西さん、茅野さんでの小さいイベントは何度か行っていたようだけど
メインキャスト勢揃いでのイベントは初。
放送終了からあまり日が経っていないこともあり、ファンの熱気も高かった。

■イベント全体の流れ

開演:17:30/終演:20:05


1. オープニング
2. トークコーナー
  冴えてる想い出の描きかた
  ムリヤリヒロイン
3. オリジナル朗読
4. ライブコーナー
  M1. 君色シグナル / 春奈るな
  M2. カラフル。 / 沢井美空
  M3. M♭ / 加藤恵(安野希世乃)
  M4. Blooming Lily / 澤村・スペンサー・英梨々(大西沙織)
  M5. 饒舌スキャンダラス / 霞ヶ丘詩羽(茅野愛衣)
  M6. Heart To Heart / 波島出海(赤崎千夏)
  M7. Cherish you / 氷堂美智留(矢作紗友里)
  M8. LOVE iLLUSiON / 安芸倫也(松岡禎丞)
5. アンコール〜エンディング
  EN1. LOVE iLLUSiON / キャスト全員

■オープニング〜トークコーナー

倫也「皆さーん!元気ですかー!ディファ有明へようこそ!」


会場が暗転し、キャラクター達による影ナレが始まる。
キャラクター同士の掛け合いがぶっちゃけてるのは、本編同様。
今回のイベントに7000の応募があったこと(=落選者が沢山いたこと)に対して
「イベント宣伝担当の見込みの甘さが問われるわね」と英梨々がぶった斬ったかと思えば
在庫が捌けなかった時、周りの会話が嘲笑に感じる気分はわかるでしょう?と
詩羽が英梨々と出海のトラウマを穿り返す(英梨々にそんな時期はあったのかな?)。


加藤「会場も冷えきったところで、イベント始まるよ〜」


最後はメインヒロインが〆て、イベントスタート。
オープニング映像と共に「LOVE iLLUSiON」が流れ出す。
いきなりライブか!?と思ったけど、キャスト陣は登場せず
あくまでオープニング映像のBGMだった。
しかし会場の合いの手は「Come on baby! Open your eyes!」とか
「Gyu Gyu Bang! Gyu Gyu Gyu Bang!」とか完璧。
あぁ、もっとしっかり予習しておくんだった…。


映像が終わり、本日の司会・松澤千晶アナウンサーが登場し
キャストとアーティストを一人ずつ呼び込む。
「パチモン幼馴染じゃないんだからね!」
「今日はここに何人の下僕が来てくれているのかしら?」
キャラクターでの台詞が飛び出す度に会場が沸く。


松澤アナから、今回のイベントについては
映像収録なし・配信なし、と予め宣告される。
来れなかった人も多いだろうから、せめてライブパート以外の部分だけでも
映像に残してくれれば良いのに。


改めてキャスト一人一人から自己紹介と挨拶。
安野さんは、初めてキャストの並び順が2番目になって困惑した、とのこと。



エンディングのクレジットの並び順は気になってたけど
一度も2番目になったことはなかったのか…。
ちなみにVitaで発売されているゲームのギャラリーモードでは
恵が美智留や出海よりも下の5番目になっている。
メインヒロインとは。


大西さんは、イベントにツインテールで参加する、という話もあったようだが「本当に似合わないんでやめました」
茅野さんは「今日は親衛隊の人もいるんでしょう?声が小さいと許さないんだからね」と、観客を煽る。
茅野さんのSっ気のある台詞…たまらんです。
矢作さんは、冴えカノイベント初参加。
赤崎さんは「年下は好きか!?巨乳は好きか!?年下の巨乳は好きか!?」と煽ったところ
矢作さんから自身の胸を凝視された挙句、茅野さんと比べられそうになり…(略)
ちなみに矢作さんと赤崎さんは
アニメのアフレコ中に会ったことがないらしい。
そういえば、それぞれのキャラが出てるのは
出海が7〜9話、美智留が0話+10〜12話だった…。


自己紹介が終わったところで、コーナーへ。


●冴えてる想い出の描きかた
出題されたテーマに対して
印象に残っている1シーンをイラストとセリフで答えるコーナー。
最初のテーマは「加藤恵」。


イラストコーナーなのでレポートが難しいけども、それぞれの答えは…


・矢作:加藤のイラスト「あきくんって本当にクソ野郎ね」
矢作「毎回Aパート終わりにあったような…」
ないです。


・茅野:加藤のイラスト「んーとくに思いつかないやー」
1シーンというより、加藤のイメージを回答。


・大西:大きく描かれた英梨々…と、小さく加藤
加藤と言えば、見切れ。


・赤崎:2話のファミレスでのシーン

大西さんと同じく、見切れを挙げる。
画力は…(察し)


・安野:8話「夜食出来たよー」

割と上手に描けていた。
皿の上でぐるぐるした物体に周りが困惑していたが
松岡さんだけは「焼きそば」と分かっていた。さすが。


・松岡:ED「それでじゅうぶん〜なのに」

松岡さん…よく分かってる!!
帽子を直すところを見られていたのに気づき、ハッとして照れ笑いする…。
これぞまさにメインヒロイン。(「加藤」がそういうリアクションをするかはさておき)
顔の上半分だけしか見えないのも、想像力を掻き立てられるッ…!!


続いてのテーマは「安芸倫也」。


・赤崎:倫也が出海の横顔にキスするイラスト
赤崎「出番が少なかった分、これぐらい妄想してもいいですよね」
と、8話の後の夜を妄想。


・矢作:「みちる…おっぱい…」
矢作「なんか…こんなのなかったっけ?」
松岡「ないです!」
矢作さんはボケに専念。


・茅野:0話「ギャアアアアやめろおおおお」

縛られている倫也。
服を描いていない(=裸)ということに気づき
「全身スーツです」と補足。


・大西:9話「1番にならなくたっていいじゃないか!」

英梨々と倫也が言い合いをするシーンより。
「つばとぶよー」という一言も添えられていた。
イベントがあまりシリアスな流れにならないように、かな?


・安野:倫也のイラスト「本当のメインヒロインはオレだよ」
「冴えないヒロイン=倫也」説を唱えていた。


・松岡:メガネを強調した倫也のイラスト「だったら次はうまくなれよ」
再びオチを任された松岡さん。
倫也と言えばメガネ、ということで
眼が描かれていないメガネを強調した倫也を描いたものの
会場のウケはいまいち…。
「頑張った結果がこれです…」と落ち込むと、周りから「いいと思うよ」とフォローが。
思わず「優しい世界」と呟く松岡さん。愛されてるなぁ。


●ムリヤリヒロイン
ラジオのコーナー「ムリヤリツンデレ!」と「冴えてるヒロイン研究所」をミックスさせたコーナー。
出題されたシチュエーションに対して
○○系ヒロインだったらどういう行動をするかを考える。
2人1組となるため、松岡・安野ペア、大西・茅野ペア、矢作・赤崎ペアに分かれる。
そして○○系ヒロインは、箱の中から棒を引いて決める。


・冴えない系ヒロイン(加藤)
・ツンデレ系ヒロイン(英梨々)
・女王様系ヒロイン(詩羽)
・妹系ヒロイン(出海)
・誘惑系ヒロイン(美智留)
・熱血系ヒロイン(倫也?)
・ナルシスト系ヒロイン(伊織)


括弧内は、棒の先に描かれたイラスト。
「熱血系ヒロイン」だけは一回も選ばれなかったため、実際に倫也が描かれていたかは不明。


<1問目のテーマ:本屋の店員が○○系ヒロインだったら>
・矢作・赤崎ペア:妹系ヒロイン
矢作さんがセリフを考え、赤崎さんが演じる。
赤崎「おにいたんの探している本は、私の部屋の本棚の上から2段目にあるから、今夜…取りに来てね」
まさかの本屋の家庭設定だった。


・大西・茅野ペア:女王様系ヒロイン
二人による、ほぼアドリブによるショートストーリー…というかコント?
大西さんが冴えカノ160巻を探しに来たオタクを演じ、茅野さんが女王様系ヒロインの店員を演じる。


大西「あの…すいません…」
茅野「…なに?」
大西「本の場所案内してもらっていいですか?」
茅野「なんの?」
大西「『冴えない彼女の育てかた』の160巻を…」
茅野「自分で見つけることも出来ないの?」
大西「…どうすれば…」
茅野「バカね…全部お店の中這いずり回ってみれば?」


怖い。


・松岡・安野ペア:誘惑系ヒロイン
松岡さんがスケッチブックにイラストを描いて、安野さんがセリフを当てる。


安野「みんなー!あたしの歌を聞けー!あー、この本で積み上げた即席ステージ、立ち心地いいな〜」


ごめん、いくらなんでもその流れは理解できない。


<2問目のテーマ:学校の先生が○○系ヒロインだったら>
・大西・茅野ペア:ナルシスト系ヒロイン
今回も二人によるコント。
大西さんが美術の先生を演じ、茅野さんが生徒を演じる。
「今日のお題は『先生』です!」と、自分自身を描くように言い
生徒から時間が足りないと言われると
「この授業だけで私の美を表現するなんて無理よね」とナルシスト教師を演じる。
一方、茅野さんはフリだけでなく、本当にイラストを描いていたようで
他のペアが演じている最中も書き続けた結果のイラストが
松澤アナのツイッターに挙がっている。上手い…!
https://twitter.com/chiakinman/status/594868192121499648


・矢作・赤崎ペア:女王様系ヒロイン
先程とは逆に、赤崎さんがセリフを考え、矢作さんが演じる。
矢作「下々の者よー!跪けー!ホホホ!私の問題に正解したら、婿にしても良いぞ?」
この先生と関わった時点で人生終了のお知らせ。


・松岡・安野ペア:ツンデレ系ヒロイン
こちらも先程とは逆に、安野さんがイラストを描く。
その描かれた、ツインテール女教師を松岡さんが演じる(!?)。
松岡「あんたのために英語を教えてるんじゃないんだからね!でも、教えちゃう!」
松岡さん…体張ってるなぁ…。


<3問目のテーマ:プロデューサーが○○系ヒロインだったら>
テーマ発表の前にビデオメッセージが上映される。
メッセージの主は、波島伊織役の柿原徹也さん。
なお、波島伊織は本編中、6回しか登場していないらしい。
何故か秋葉原のとらのあなの同人コーナーで撮影されていた。
そんな柿原さんのコメントの後、3問目のテーマが告げられた。


・大西・茅野ペア:ツンデレ系ヒロイン
ドラマの配役オーディションという設定で
大西さんがツンデレプロデューサー、茅野さんがオーディションを受けに来たアイドルを演じる。


「15歳の萌え萌え系妹キャラ」を演じろと言われ
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、朝だよー」と演じると
「あなた、妹に向いてないわ」とツンを演じる。
続いては「美人妻」がテーマだったのだが…


大西「美人妻。息子が気になっちゃう」
茅野「息子が気になっちゃうんですか…?」
大西「…私が悪かった」


さすがに設定にしてもぶっ飛びすぎたと感じたのか、訂正するハプニングが。
これは完全にアドリブですわ…。
その後も美人妻の娘役として赤崎さんが巻き込まれるなどして、コントが長期化。
松澤さんも相当焦ったのか、コントが終わったと勘違いして「ありがとうございました」と割り込むハプニングも起こった。
最後は女王様キャラを演じさせた後
「いいじゃない、そのキャラ。採用」とデレを演じて終了。


・矢作・赤崎ペア:ナルシスト系ヒロイン
赤崎「今日はベリーグッドなステージだったよ〜○×△□」
ナルシスト系というか、さっきのビデオメッセージを基に
柿原系ヒロインを演じていた。


・松岡・安野ペア:冴えない系ヒロイン
前のコーナーで描いた「夜食出来たよー」のイラストを流用し
「なんでお前が作ってんだ!」と、ツッコミを入れる。
解説によると、アイドルが夜食を作ることに対してツッコミを入れるプロデューサー、だったかな…。
ちょっと理解が追いつかなかった…。

■朗読〜ライブ〜エンディング

トークコーナーが終わり、オリジナルの朗読劇へ。
もちろん丸戸さんの書き下ろし。
タイトルは「もしもBlu-ray&DVD 第1巻にキャラクターコメンタリーが収録されていたら」。



美智留「皆でギリギリのところ頑張ったよね」
出海「私は頑張ってない…」
詩羽「出ても頑張れてない人もいるわよ、肉体的に」
英梨々「霞ヶ丘詩羽〜!!」


そんな感じで、スクリーンにアニメ本編が映し出されながら、朗読が進む。
1巻の売り上げについての話になった時
英梨々が「イベチケと安価のおかげでしょ」と言うと
詩羽が「売れないものは売れないのよ!!」とバッサリ。
ぶっちゃけすぎ!
アニプレックスの人はどんな心境だったんだろうか…。


その後は1巻収録の0話に縛られず、それぞれのキャラクターがコメンタリーをしたい回を挙げては
他のキャラクターが物言いをする流れに。
出海・8話が良い→出番のない美智留が抗議→
詩羽・6話が良い→出番の少ない英梨々と加藤が抗議→
英梨々が「恵はCパートに見せ場があるじゃない!」と加藤に抗議→…といった具合。


朗読が終わった後は、キャストが一旦退場し、ライブコーナーへ。
最初は勿論、春奈るなさんで「君色シグナル」。
恋する女の子の可愛らしさと切ない気持ちが描かれた名曲。
オープニングのアニメも良くて、繰り返し見ていたので、生で聞けて感動。
続いて、沢井美空さんでエンディング曲の「カラフル。」。
こちらも恋する女の子の心情を切なく描いていて、胸がキュンキュンする名曲。
素晴らしい…。


ここからはキャラソンライブのコーナー。
トップバッターは、安野さんで「M♭」。
「(わざとじゃないからね)」や「(どうでもいいけどね)」の部分は
マイクを客席に向けて、コールを促していた。


二番手は、大西さんで「Blooming Lily」。
Aメロで観客から「沙織」コールが入っていたけど
英梨々のキャラソンでそれはどうかな、と思った。


三番手は、茅野さんで「饒舌スキャンダラス」。
スタンドマイクで歌う茅野さんが決まりすぎていた。
シンフォギアライブでも思ったけど、茅野さんは低音が凄く上手い。
聞いててゾクゾクする。


ここでビデオメッセージが差し込まれる。
そこにはカラオケボックスで「いつかのメリークリスマス」を歌う柿原さんが。
「いつかのメリークリスマス知らないの?マジで?」みたいな話の後、
妹である出海を演じる赤崎さんの前振りをする


四番手の赤崎さんは、BD&DVDに収録される
ギャルゲーカバーソングから「Heart To Heart」を披露。
「To Heart」はPS版をやったけど、2はノータッチで原曲を分からず…。


五番手は、矢作さんで「Cherish you」。
最後は本編同様「愛してるよ!」で〆。


ここでキャラソンは終了…かと思いきや
再びビデオメッセージが上映。
今度の柿原さんは「White Love」を歌っていた。
そして柿原さんの振りで登場したのは…松岡さん!
歌うのは…「LOVE iLLUSiON」!
会場は大盛り上がり。
やっぱり倫也がメインヒロインなのか…?
いや、倫也というか、松岡さんがヒロインすぎるのか。
松岡さんが演じてなかったら、こんな扱いにはならなかった気がする。
「ソードアート・オンライン」のライブイベントでも
キャラソンパートのラストは松岡さんだったし。


歌い終えると、アンコールを煽りながら松岡さんは下がっていった。
アンコールの最中、再びビデオメッセージ・柿原さんが登場。
これまたアンコールを煽る。


そしてキャスト陣が登場。
女性陣はイベントビジュアルと同じ衣装に。
ちなみに、それまでの衣装はパンフレット撮影時の衣装と同じだったりする。


曲の前に、VTRがあるとのことでスクリーンに注目。
ゲームの画面から始まったその映像、その最後に「続編制作決定!」の文字が!
会場が歓喜に包まれる!
原作読むの我慢してて良かった!!
これで原作を封印したまま、安心して続編を待つことが出来る!!
大西さんの目には涙が…。


最後の曲は、全員で再び「LOVE iLLUSiON」。
歌い終えた後、春奈さん・沢井さんも登場し
一言ずつ挨拶をした後、全員で「ありがとうございました!」と〆。
松岡さんは「楽しみに待ってろよ!」と去っていった。
楽しみに待ってる!!


満足!!
まさかこんなにガッツリとキャラソンライブがあるとは思わなかった…。
もっと予習しておくんだったと激しく後悔。
何はともあれ、続編の発表があったことが嬉しい!
最後のコメントで、何人かキャストさんは「二期」と口にしていたけど
実際のところはどうなんだろう?「二期」だと尚嬉しいけど…。
また大きいイベントもやって欲しいね!
その時はどうかイベントが被りませんように…。



おまけ。



今回の物販では「冴えないブレード」というキングブレードとのコラボグッズがあった。
この「冴えないブレード」は、標準的な12色に加え「冴えないピンク」を搭載している。



3色目:SAETERU PINK



4色目:SAENAI PINK


本当に点いているのか不安になるほどの光。
サイリウム・ペンライトは光量の強さにスポットが当たることは多いけど
まさかその逆をいくとは。
冴えカノがなければ生まれなかった、冴えカノらしいグッズだと思う。
アイディアって大事ね…。