「寿美菜子 3rd Live Tour 2015 “Tick Tick Tick”」東京公演


行ってきた。
以下、イベントの様子をレポート…というか、ただの感想です。
※ツアー公演内容、セットリストのネタバレ注意!

■イベント概要

イベント概要は以下の通り。

■公演名
寿美菜子 3rd Live Tour 2015 “Tick Tick Tick”


■日時・場所
2015年04月11日(土)開場:17:00/開演:18:00@渋谷公会堂
2015年04月18日(土)開場:16:30/開演:17:30@Zepp Namba
2015年04月26日(日)開場:16:30/開演:17:30@Zepp Nagoya
2015年05月05日(火)開場:16:30/開演:17:30@神奈川県民ホール


■出演
寿美菜子

寿さんの3度目のライブツアー「Tick Tick Tick」が開催!
前回のツアー「make x」から1年経っておらず
スフィア関連のツアーのスパンとしては過去最短。
しかし今回はツアー後のリリースとなった「Tick」を引っさげて行われるツアーということもあり
これまでとは大きく違ったライブになること間違いなし!


今回はその記念すべきツアーの初日。

■セットリスト

開演:18:10/終演:20:37


M1. FLY @WAY
M2. STRIDE
M3. girly highester!
M4. プリズム
M5. Believe ×
M6. black hole
M7. ウレイボシ
M8. ミュージックスター
M9. i wanna be my precious one
M10. Shiny+
M11. MAGNETICA
M12. 小さな手紙
M13. メドレー
 M13-1. pretty fever
 M13-2. Bubblicious
 M13-3. カラフルダイアリー
 M13-4. Like a super woman
M14. Another Wonderland
M15. ココロスカイ


EN1. HAPPY HAPPY LIFE(渋公Ver.)
EN2. Startline

■ライブ序盤!

M1. FLY @WAY
M2. STRIDE
M3. girly highester!


MC1


M4. プリズム
M5. Believe ×


MC2

開演前、会場BGMとして「Tick」の曲が流れていたのだが
開演時刻を18:00を過ぎた頃に「ミュージックスター」が流れ始めて
一瞬、ライブが始まったのかと身構えてしまった。
紛らわしい!!


というわけで、開演時刻から丁度10分押しでスタート。
オープニング映像はなく、BGMのみ。
そういえば、ここ最近のソロはオープニング映像がないな…。
最後にあったのは戸松さんの「Sunny Side Stage!」か。


1曲目はアルバムの1曲目にもなっている「FLY @WAY」から始まり
2曲目は「STRIDE」
初っ端から安定の寿ロックで飛ばしてくるなぁ!
頭サビの後やサビ後の間奏で、音に合わせて「ハイハイハイ!」×3〜4と
寿さんが腕を突き上げてコールを煽ってきた。
1stや2ndライブの時はなかったパフォーマンスだ。


飛びまくって体力が大分削られた後の3曲目は「girly highester!」
もう!?最初から殺しにかかりすぎでしょう…。


3曲を終えて最初のMC。


「『寿美菜子 3rd Live Tour 2015 “Tick Tick Tick”』へようこそ!そして渋谷公会堂へようこそ!」


最初の挨拶と、約1年振りのツアーについて
軽く意気込みを語った後、すぐさま次の曲へ。


4曲目は「プリズム」
ここでダンサー2人が登場。「寿ダンスロック」のターンへ。
イントロやアウトロ、1番と2番の間の間奏のダンスが「make x」仕様に戻っていて歓喜。
スフィアのツアーではなかったし…。
「SPLASH MESSAGE!」の映像ばかり見てたからかもしれないけど
動きのキレが上がっているように感じた。
特にサビの「少しだけ色を知る」の「け」の部分(伝わるのか…?)。
本当、プリズム大好き。
早くトロッコでない映像が欲しい…。


5曲目は「Believe ×」
こちらも振り付け等はほぼ「make x」準拠だったと思う。
もっと予習しておけば良かった…。


MC2では、ツアータイトル「Tick Tick Tick」に込めた意味について語った。
「make x」から1年経って、何をしようかと考えた時に
「みんなで思い出を作りたいなと思ってたんですよ」と話し
「Tick」には「時を刻む」という意味があることから
「皆で一緒に時を刻んでいけたらいいなと」と話した。


そんな今回のツアータイトル「Tick Tick Tick」には振り付け(?)がある模様。
人差し指だけ立てた状態の右手で
「Tick Tick Tick」の声に合わせて、「|」「\」「―」と時計の針のように右手を45度ずつ傾けていく。
客席から見ると、時を刻むというより時を遡ってる気が…。


「ツアーが終わる頃には、皆と一緒に手で時を刻めるようになってたらいいのかな……わかんないです


\わりとどうでもいい!!/


「初めましての人」のやりとりや渋谷公会堂(旧:C.C.Lemonホール)の思い出話をした後
発売したばかりのシングル「black hole」について触れる。
この曲はツアーで披露することを前提としたシングルで
「好きなようにのって楽しんでもらえれば」と寿さん。
そして曲へ。

■ライブ中盤!

M6. black hole
M7. ウレイボシ
M8. ミュージックスター


バンド&ダンサーパフォーマンス


M9. i wanna be my precious one
M10. Shiny+
M11. MAGNETICA


MC3


M12. 小さな手紙

「black hole」初披露。
既にダンサー2人はいなくなっていたのだが
曲が始まると、何とギターの平井さんとベースの山田さんがステージ前方に出て、寿さんと並ぶ形に!
バンドメンバーがここまで前に出てアピールするのは
スフィア・ソロ関連では初めてで驚きと興奮が一遍に来た。
バンドメンバーと肩を合わせて歌う姿はまさにロックそのもの。


続いて「ウレイボシ」。こちらも初披露。
気づいたら、サイリウムを使う人は大分減って、腕だけを掲げている人が多く
所謂「アニソン・声優系」のライブのイメージとは、全く違った光景になっていた。
アウトロが引き伸ばされている間に、ステージにはキーボードが設置。


曲が終わると、寿さんはキーボードの前へ。
1stでは「Dear my...」「つきのひかり」、2ndでは「交差点」を弾き語りしていたが
今回は何を弾き語りしてくれるんだろうか?


そして流れ出したのは…「ミュージックスター」だった!
これは意外だった!
立ったままの状態で弾きながら歌い続ける寿さん。
ライブが終わった後に聞いた話だけど
寿さんが「響姫祭2014」で、「ミュージックスター」を作ったI-RabBitsと共演した際
I-RabBitsのマイコさんが同じように立ったままの状態で弾いていたそうで
それをリスペクトしていたのではないか、とのこと。
(キーボードも同じだったらしい)
あぁ…行けなかったのが悔やまれる…。


一点気になったのは、最後の部分。
「make x」では、ずっと
「ハロー ディアー ミュージックスター」
「ほら 今 ミュージックスター」
の繰り返しだったが、「Wow Wow」でコールを入れる人が多数いた。
今回のツアーとしては、どっちが正しいのだろう…?


曲が終わると、寿さんは一旦退場。
バンドパフォーマンスへ。
ダンサーが1人、また1人と登場し
最後に寿さんも再登場してのダンスパフォーマンス。圧巻。


そのまま「i wanna be my precious one」へ。
あれ…?よく見たらマイク持ってない…。
ヘッドセットつけてる!?
これまたスフィア・ソロ関連のライブでは初めての試み。
これは…踊る気だ…!!
寿さんのショータイムがスタート。


次の曲は「Shiny+」だが、ダンスアレンジバージョン。
「make x」の「Startline」ポジションといったところ。
通常、サビはクラップな曲だが、今回はそんな雰囲気でもないかも。
勿論、いつも通りやっている人も少なくない。
そして何よりの注目ポイントは
曲の途中から両手に1本ずつ持った、フラッグパフォーマンス!!
もうどこまでやれば気が済むんだ、寿さんは!


最後、上に放り投げたフラッグをかろうじてキャッチ。
そこまでカッコ良く決めていた寿さんだったが
一瞬、ホッとしたような素の表情が垣間見える。
良いね…。


そんなほっこりした気持ちは、次の「MAGNETICA」で吹き飛んだ。
「Tick…」と色っぽく連呼しながら曲へ入る。
声も踊りも艶めかしいのだが
「椅子」が登場した瞬間、「!?」となった。ちょっと待ってちょっと待ってお姉さん。
背もたれを前にして椅子に跨ってのチェアダンス。
あまりこの言葉は使いたくないけど
「エロい」という言葉が一番しっくりくる。
凄まじいわ…。


こういうパフォーマンスは、必ずしもウケが良いわけじゃないと思う。
声優である寿さんのファン層なら尚更。
自分としても、このパフォーマンス自体を「凄い」とは思うけど「好き」ではないかな。
でも、そんな個人的な感想はどうでもいい。
寿さんには「ファンが望む寿美菜子」ではなく
「寿さんが望む寿美菜子」になって欲しいと思っているので
そういう意味では、この「MAGNETICA」は
寿さんがやりたいことを実現出来ていることの表れのように感じられて、凄く良かったと思う。
まぁ、改めて感じるまでもなく
いつだって寿さんはマイペースだけどね!


MC3。
今回のライブは「ライブハウス感」「ショータイム感」「イベント感」の3つをコンセプトにしているそうで
今までの時間は、そのうちの「ショータイム」パートであったことが明かされた。
「Shiny+」でフラッグを使っていたが
ダンサーのKAORIさんがフラッグ先生らしく、振りも全部考えたそうな。
なお、バンドメンバーで一番上手いのはキーボードの籠島さんだそうで。
ファイナルでは全員で一緒に一列になって出来たら、と話していたが
果たしてその夢は叶うのか…!?


次の話題は「この一年の中で何が変わったか」。
「髪を切ったこと」「うちの母が蕎麦が嫌いだったこと」の話をした後
「兄が結婚したこと」の話題が挙がり、
その時の想いを込めた曲「小さな手紙」の披露へ。
アウトロを引き伸ばし、寿さんは退場。

■ライブ終盤!

M13. メドレー
 M13-1. pretty fever
 M13-2. Bubblicious
 M13-3. カラフルダイアリー
 M13-4. Like a super woman
M14. Another Wonderland
M15. ココロスカイ


EN1. HAPPY HAPPY LIFE(渋公Ver.)
EN2. Startline

再登場し、ここからはメドレーであることが宣言された。
最初の曲は「pretty fever」
あー、フルで聴きたかった…。
でも歌ったのは1番+間奏+Cメロ(?)+大サビと、メドレーにしてはかなり長めで良かった。
続けて「Bubblicious」
こちらも同じく1番+大サビという構成だったが、最後にサインボールの投げ込みが行われた!
これまたスフィア・ソロ関連(略)。
7〜8球投げたのかな。
で、そのうちの1球が連番者の元に…!!
凄い!




終わった後に撮らせてもらった。
しかし、これはオールスタンディングだと荒れそうだなぁ…。


そしてメドレー3曲目は「カラフルダイアリー」
あー、ペンライト準備出来てない…まぁメドレーだしいいや!


→その結果…「ココロスカイ」はフルだった。
メドレーとは…?
とりあえず次回はペンライトを準備しておこう…。


メドレー4曲目は「Like a super woman」
後はただひたすら盛り上がっていくだけ…!と思いきや
皆で一緒に振り付けを、と振り付け講座へ。
まさかこの曲とは…。
結構テンポが速くて難しかった。
振り付け内容は、言葉じゃ説明し辛いので割愛。


いよいよライブも終わりに。
続いては「Another Wonderland」
完全にダンス曲だと思っていたんだけど、そんなことはなく
サビや間奏は全員で飛び跳ねながら会場全体で乗っていく曲になっていた。
今までのライブとは違うノリで常に飛び続けて苦しい、けど楽しいから飛ばざるを得ない。
こんな間隔、今までのライブではなかった…。
最後は、定番曲である「ココロスカイ」で〆となった。


アンコール。
寿さんはツアーTシャツ・蛍光ピンクのXXLを着て登場。


「これがXXLを出した理由です(笑)」


次回以降、蛍光ピンクのXXLは即売り切れだろうな…。
他にもグッズの告知。
今回、寿さん初のスタンディングということで
ブレスレット型のペンライトを用意。


「(振り付けを)ブレードでやるの大変だと思うんで…」


「pretty fever」のサビのような動きをしながら言う。
やるの前提なんだ!?
寿さんのライブでは振りコピはかなり少数派だと思うけど…。


その他に「はりはりコンテスト」や「MINAKO×MUSEUM」の話題をした後、メンバーの呼び込みへ。
呼び込んだ時に「この一年で何か変化のあったこと」を聞くことになっていたが
それを伝えるのを忘れてしまい、結果ただの無茶振りに。


次々とメンバーを呼び込んでいき、キーボードの籠島さんのターン。
「折角、渋公に立ったので皆さんにお願いがあるんです」と籠島さん。
渋公と言えば…?


籠「8時だョ!」
客「全員集合!」


完全にやりたかっただけ!


メンバー紹介が終わると「HAPPY HAPPY LIFE」へ。
通常の歌詞を歌い終えると
「あー今日初日 楽しんでくれましたか?」と渋公バージョンの歌詞を歌っていた。
最後まで飽きさせないなぁ…!
ラストは「Startline」
「make x」ではダンスアレンジされていたため、久々の通常バージョン。
1番から「今確かに恋をしているよ」の部分で、まるまる客席にマイクを預けていてコールを煽っていた。


そんなこんなで「Tick Tick Tick」東京公演が終了。
終わってみれば、バラード系の楽曲はほぼなく
最初から最後までライブとしての盛り上がりを意識したセットリストになっていた。
非情に満足度が高い。次回が待ち遠しい!