スフィアライブにおけるコールと振りコピの関係について考える

ライブを楽しむ要素として欠かせない「コール」と「振りコピ」。
今回はスフィアライブにおける「コール」と「振りコピ」の関係について考えてみる。

■「コール」の現状

そもそもこの記事を書こうと思ったのは
「最近、コールする曲少ないよなぁ」と思ったことがきっかけ。
2012年以降の曲で明確にコールが浸透している曲は
「GO AHEAD!!」と「GENESIS ARIA」ぐらいじゃないかな?
「Pride on Everyday」や「Sticking Places」は括弧書きの歌詞があるけど
そこまでコールしている人は多くない印象。


「君の空が晴れるまで」のBメロにある「(あしたは)(晴天だよ)」と
「Pride on Everyday」のBメロにある「(未来は)」は
本来の歌詞と被らないという意味で似た箇所だと思うけど
コールの浸透率には大きな差があると感じる。


「LET・ME・DO!!」のBメロなんて
括弧書きじゃないのに、今やトップクラスの浸透率。
これは本人達が言及していた、ということもあるけど。
参考:ライブで披露された「LET・ME・DO!!」の様子 - もう、そうするしかない


「Eternal Tours」は括弧書きの歌詞が多いので
どこまで浸透するかが注目ポイント。

■「振りコピ」の現状

そんなコール浸透率の減少の一因となっているのは
やはり「振りコピ」をする人の増加だろう。
今や人によっては「振りコピ」しない曲の方が多数、と言っても過言ではない。


「Sphere's rings live tour 2010」の時も振りコピする人はそれなりにいたけど
その後「ON LOVE,ON 日本武道館」「Spring Party is HERE!」「Athletic Harmonies」と
単発の大規模ライブが続いたため、一旦収束したかに見えた。
しかし「Sphere's orbit live tour 2012」で
再び爆発的に増加したように感じる。



それに加えて、最近、本人達の口からも
「振りコピ」がスフィアライブの一部であることを
認識しているような発言が増えたなぁ、と感じる。
最近驚いたのは「Pl@net Sphere」第240回の高垣さんのコメントで
「『あ、こんな感じなんだ』とか『こんな振りがあるんだ』と予習して頂ければ…」
と2番目に振り付けについて言及していたこと。
ライブ初心者に振り付けの予習を進めるのはハードルが高いと思うけど…。

■今後の「コール」と「振りコピ」の関係について

おそらく「Sphere's eternal live tour 2014」が進むにつれて
さらに振りコピをする人は増えていくと思う。
それが良いことか悪いことかは分からないけど
振りコピはハードルが高いので
新しい人が入りにくくなる要素になってしまうかもしれない。



ただ、田村ゆかりさんのライブといえば「コール」が代名詞となっているように
スフィアのライブといえば「振りコピ」という代名詞で特徴付けるのも一つの道かなぁ。
別にコール=盛り上がりではないし
振りコピで盛り上がるライブがあっても良いと思う。
無理にどちらか一方に偏らせる必要もないけど。


はてさて、今後のツアーではどうなることやら。