劇場版AIR

以下、ネタバレあり。見るときは自己責任で。












良いと思った点から。

・ストーリーの大部分が原作(ゲーム)と異なること
原作のクソ長いストーリーをどうやって100分で表現するのかということを
考えていたため、かなり驚いた。
昔の話と今の話を平行させてるため、かなりわかりやすかった。
・音楽
もともと音楽には定評があるが
アレンジされているのもちょくちょくあった。
やはりAIRはピアノ曲が良い。

良いとも悪いとも思えた点。

・キャラデザ
原作よりは一般向けかなぁ、と。
晴子は別人に見えた。カレイドスターに出てなかった?こういう人。
一般人が見るかどうかは疑問なところだが。

悪いと思った点。

・アニメーション
さすがによく動いてたんだけど
雑な部分も目についたかな。大きな画面だったからかもしれんが。
日頃「あまり動かないけど絵だけは綺麗な最近のアニメ」を見まくってるから
ちょっと崩れてるだけでも目についてしまう。過剰反応かも。
・全体の古臭さ
正月にチラっと見たAKIRAに似た感触を覚えた。
原作の雰囲気には合わないんじゃないか。特に演出。
・キャラの性格
ちょくちょく原作との違和感を感じる。
特に観鈴は明らかに違う。精神年齢が大分上がった。
あのまったりマイペースな観鈴はどこにいってしまったのだろうか。
あと往人の縮こまった体育館座りにも微妙に違和感。
柳也も、普通の真面目な人になってました。

総括

往人と観鈴の恋愛モノかと思えば
最後のシーンでは往人は二番扱い。
結局、観鈴はゴールして往人は電車でどこか行き
晴子は何も描かれてなかった。
そういえば、そらはどこいった?


ちょっと原作にとらわれすぎたのかもしれないが
完全に切り離すことは無理だよなぁ。
原作を知らない方が"まだ"楽しめるんじゃなかろうか。
俺の感想はそんなもの。