ちょいと手術・入院してきた。
滅多にない(あって欲しくない)ことなので
入院中の日々の記録を残しておこうと思う。
はじめに
そもそも何で手術・入院をしたのかという点について。
病名や症状等は説明が長くなるので割愛(正直自分もよく分かっていない)、
ものすごくざっくり・簡潔に言うと
「左手の指先の血行が悪くなっていたので、手術をした」。
これまで特に日常生活に支障は無かったけども
ここ数年、目に見えて悪化してきたので
治療する術はないかといくつか病院に通っていたところ
「このままでは悪化していく一方なので処置した方が良い」と言われた。
それが2019年8~9月頃。
やろうと思えばその1、2ヵ月後にでも出来たけど
スフィアのツアーもあったので一旦保留。
するとそのツアーファイナルで全曲ライブが発表されたので
「全曲ライブが終わったら手術しよう!」と
ツアーファイナルの翌週には、2020年2月下旬の手術を決めた。
…自分の人生に関わることなのに
スフィアの活動に左右され過ぎですね、バカですね。
手術は全身麻酔をして半日ぐらいかかるらしい。
そして手術後は3~4週間で退院予定のこと。
まぁ、何とかなるっしょ!
そんなふうに楽観的に考えていた時期が自分にもありました……。
それでは、入院日記へ。
入院1日目・手術前日(2月24日(月))
10:00前に病院到着。
看護師さんに病室へ案内される。
病室は4人部屋だったけど、他に1人しか入ってなかった。
その後は、明日の手術のスケジュール等の説明を受けたり
主治医を始めとした関係者が時々説明に来る以外は自由時間。
病室にはテレビがあったが、お金がかかってしまうので使わず
スマホでゲームしたりテレビ見たりして、時間を潰す。
12:00に昼食、18:00に夕食を食べ、21:00には病室が消灯。
……当然、眠れるわけもなく。
最初はイヤフォンで音楽を聞くも眠れず。
こりゃいかんとイヤフォンを外して瞼を閉じるも
ネガティブなこと、ポジティブなこと、全然関係ないこと、 いろいろ考えてしまい眠れず。
何か泣けてくる…。
終いには、眠る方法を検索してた。
なんだかんだ24:00くらいまでは起きていたが、いつの間にか寝ていた。
入院2日目・手術当日(2月25日(火))~
6:00起床。
手術前なので朝食はおろか、水すら飲むことはできない。
ひたすら時間を潰して待つ。
9:00前、両親や看護師さんと共に手術室へ。
手術室には、ティッシュや歯ブラシなど
一部の日用品以外は持ち込めなかった。
当然スマホはNG。貴重な暇つぶしアイテムが…。
手術にあたって、お守りは持ち込めるかと確認したところ
持ち込めることになった。ありがたい。
いろいろな人からもらったので、是非持っていきたかった。
手術室の前に到着すると、両親はここまで。
看護師さんから「ハグとかいいですか?」と言われるも
何か気恥ずかしいので一言「行ってきます」とだけ。
逆の立場だったら……ハグしにいくかもなぁ。
手術室の中に入り、説明を受けた後、帽子を被って手術室内の一室へ。
手術台の上に仰向けになると、いろんな人があれやこれやと身体に貼り付けていく。
酸素マスクをつけられた後は、全身麻酔が効き始め
徐々に朦朧としていき、恐怖も痛みも感じることなく、意識を失った。
目が覚めると全て終わってた。当然だけども。
意識を失う前に居た大勢の人は見当たらない。
その場にいた看護師さんに、今日が手術から2日後であることが告げられる。
左手はお腹の下、鼠径部と繋がっているため、
左手はもちろん、左腕もほぼ動かすことは出来ない。
右手は何もしていないが、
ずっと動かしていなかったからか、腕が中々上がらない。
声は微かに密かに出せるが、確かではない。
何だか、頭がボーっとしていた。
起き上がることもNGなので(起き上がるほどの元気もなかったけど)
仰向けになっていることしか出来ない。
しばらくして両親が面会に来る。
自分は、ゆっくりと短い言葉のみで辛うじて会話が出来るレベル。
手術は、当日の深夜2:00頃まで行われていたらしい。
待つ方も、というか、待つ方がしんどいね…。
面会が終わると、特にイベントは無く。
天井に設置されたテレビ(これは無料)を見ることしか出来なかった。
時間の流れがかなり遅く感じた。
世間は新型コロナによる休校が決まって、本格的にバタバタし始めていた。
ナースコールは手放せない。
痰が頻繁に出るので、痰を取ってもらったり
床ずれしそうになったら、看護師さん2人がかりで体勢を変えてもらったり。
右腕がある程度動くようになってからは、自分で痰を取れるようになったが
体勢変更だけはどうにもならなかった。
床ずれは本当に辛い。
夕方頃、水を飲む練習をしたが
飲んだ瞬間むせてしまい、飲み込むことが出来なかった。
大分、喉にダメージがあるようだ。
夕食は無く、その後はひたすらテレビ。
26:00を越えた頃、テレビを消して眠ることにチャレンジ。
しかし痰はどんどん出てくるし、左手はズキズキするしで
気になって眠れず。
眠れないまま6:00になり、部屋が明るくなった。
地獄のような時間だった…。
入院5日目(2月28日(金))
朝、朝食があった。
紙パックのコーンスープ。
それを飲む前に、冷えた水を飲んでみる……やっぱりむせる。
これはコーンスープも無理か、と思いきや
コーンスープは少しずつだが飲めた。
水も常温だと飲めた。
繊細な喉様や…。
その後、身体を拭いてもらって着替えたり
ベッドに寝たまま髪を洗ってもらったり。
…何かすいません。
ちなみに、尿意は尿道カテーテルを入れているため、気にならない。
1度尿道カテーテルの経験あるけど、これ外す時、痛いんだよなぁ…。
便意は特に催さなかったけど
もし行きたくなってたらどうしたんだろう…。
12:00頃に昼食。
三分粥、みそ汁に、おかずがいくつか。
ベッドの起き上がりの角度が制限されていたので
自分では食事の入った皿の中身が見えず、自身で食べることは困難。
看護師さんに食べさせてもらった。
三分粥は味が無さすぎて気持ち悪くなって、食べられなかった。
他は何とか食べられたが、少量ずつ、且つ、かなり噛んでからでないと飲み込めない。
こんなに噛んで食べるのは
小さい頃「30回噛んでから食べましょう」と言われた時以来だよ。
昼食を終えた後は歯磨き。
ブラッシングは自分でして、口を濯いだ後の水は
看護師さんの持つ容器に吐き出す。
日常生活の一つ一つが大変だ…。
13:30になり、ICUから一般病棟へ移動することとなった。
ベッドに乗せられたまま、院内を移動していく。
途中に一瞬だけあった、外の通路がかなり寒かった。
一般病棟にある病室へ到着。
1日目とは別の病室だった。
痰の吸引器は、こちらでも使える模様。
だけど吸引機の音は小さくないので、周りに人がいる状況ではやや使いづらい…。
この時点では、普通のスピードで話せるようになっていたが、声はかすれたまま。
生活スタイルは、ICUの時と変わらず。
体勢を変えたくなったらナースコール、食事は完全介護。
夜になって、預かってもらっていたスマホが返却されたので、
とりあえず手術を事前に話していた人達へ一報する。
久々にソシャゲもした。
ただ、まだ片手でスマホを使うのは大変だった。
夕食は、三分粥から五分粥になった。
が、やはり食べられず…。
看護師さんから、のりたまの購入を勧められた。
丸美屋の差し金か。
21:00になり、消灯。
さすがに昨日一睡もしてないので
すぐ寝られるやろと思ってたけど…全く寝られず。
昨日までの要素に加えて、周りの患者の小さな音も気になってしまうので、より寝にくくなった。
イヤーピースを買っておくんだった。
24:00頃、看護師さんに眠れないと相談すると
緊急で睡眠薬を処方してくれることに。
1時間ほどして睡眠薬が処方される。
それを飲んだら、寝たり起きたりを繰り返しつつも
3時間くらいは寝られた、のかな…。
入院6日目(2月29日(土))
ベッドを60度ぐらいまで傾けても良いようになり
スマホをいろいろいじる余裕が出てきた。
前々から見ようと思っていた鬼滅の刃のアニメを見始める。
すると検温に来た看護師さんから「それ面白いですか?」と聞かれる。
友達から勧められているらしい。
看護師さん界隈にまで広がっているとは…鬼滅の刃、恐るべし。
食事も何とか自分で食べられるように。
この日の朝食から、ついに全粥になったが、やはり食べられない。
昼食も同様。
が、夕食からのりたま先生が導入(買ってきてもらった)。
……食べられる、食べられるぞ!
のりたまは偉大だった。
夜はやはり眠れず。
睡眠薬を1錠、2錠と飲むが効果はない。
こうなったら、もう起き続ける!と鬼滅の刃や
録画していた「全ファイナルファンタジー大投票」を見る。
見ながらうつらうつらはするも、眠れたのか眠れなかったのかよくわからない。
入院7日目(3月1日(日))
鬼滅の刃を黙々と見る。
昼間、友人がお見舞いに来た。
この頃には声のかすれはまだあるものの
精神的には通常時の7~8割まで回復していた。
夕方、主治医の先生や看護師さん立ち合いの下、手術後初めて立ってみる。
足の筋力的には問題ないが
立ち上がる時に左手に伝わる震動がキツい。
この日の夕食で、早くものりたまが切れてしまったが
全粥も食べられる状態になった。
徐々に体調は良くなっているらしい。
が、やっぱり夜は寝付けない…。
入院8日目(3月2日(月))
朝、看護師さんに尿道カテーテルを抜いてもらう。
ついにこの時が来たか…。
深呼吸をしながらゆっくりと……あれ?前の時のイメージほど痛くなかった…。
「痛かったですよね、やっぱり男性はどうしても…」
思わず反射的に「じゃあ女性は…」と質問しそうになったが
危ない発言になりそうだったので、グッと堪えた。
尿道カテーテルが外れたことで、トイレが出来るようになった。
と言っても、まだ思うように歩けないので、ベッドからトイレまで数歩の距離を移動するのにも
ナースコールをして、看護師さんに車椅子を押してもらう。
いざトイレに入っても
トイレットペーパーが巻けない&1人でパンツを上げられない(左手が邪魔)などで
看護師さんの付き添いが必要だった。
…何かすいません。
日中は左手がズキズキして
何もする気が起きず、ぼんやり。
夕方、 主治医の先生に今後のスケジュールを聞く。
およそ2週間後に2回目の手術、その後3日程度で退院とのこと。
まだ先は長いが、2回目の手術から3日程度で退院出来てしまうものなのか…。
夜、初めて最初から最後まで1人でトイレに行ってみたが、かなりしんどい。
もう少しの間、手助けしてもらった方が良さそうだ…。
そして安定の眠れなさ。
深夜になり痛み止めが切れ、ますます眠れなくなる。
つらい。
入院9日目(3月3日(火))
この日はベッドルームの模様替えをしてもらった。
通常は、ベッドの左側にテレビや小机があるが
左手が使えない現状では、左側にあるものは使いにくい…というか使えないので
全部、右側に配置してもらった。
中々痛みが治まらないので
主治医の先生に伝えたところ、血腫が出来ているとのことで
明日、造影CTで検査した後、処置をすることとなった。
怖い…。
夜は当然のごとく眠れなかったが
Amazon Musicで適当に探した「睡眠音楽のアカデミー」を聴きながらだと、いつの間にか寝ていた。
2時間置きぐらいで目覚めるけど、しばらくすると眠れる。
救世主を見つけたかも!?

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入院10日目(3月4日(水))
久々にゆっくり眠れた気がする。
喉の状態もほぼ普段通りになった。
今日は造影CT検査のため、朝食抜き(終わってから食べる)。
10時頃、造影CT検査のため、車椅子を押してもらって検査病棟へ移動。
造影CT検査は何度かやっているので、特に戸惑うことはなく終了。
30分程で部屋に戻ってきた。
10:55頃から、遅めの朝食。
そして12:00からは昼食。
……何とか食べ切った…。
14:30頃、病棟内の処置室へ呼ばれ、血腫の除去が行われる。
左手に局部麻酔をして血を抜く。
処置してる様子が見える体勢だが、直視出来ず。
結果的に痛みはそれほどでもなかったが
どういうタイミングでどういう痛みがあるのかないのか分からないのが怖かった。
処置後、今まで見ることを避けていた左手をチラ見。
…グロい。
果たしてこれが最終的にどうなるのか…。
処置後、両親と面会。
自宅に注文したUSB扇風機を届けてもらう。
病室は基本25℃前後。時たま、暑い。
暑がりの自分には欠かせないので、緊急導入した。
明日からは新型コロナの影響で、面会が原則禁止となってしまった。
外は新型コロナで大騒ぎやな…。
夜は、再び「睡眠音楽のアカデミー」を流しながら寝る。
が、あまり眠れず。
昨日のは何だったんだ…。
やっぱりこの生活は、夜が辛い。
入院日記・その2に続く。
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