スフィア「vivid brilliant door!」発売記念イベント(第2部)


行ってきた。
以下、イベントの様子をレポート…というか、ただの感想です。

■イベント概要

イベント概要は以下の通り。

■公演名
スフィア「vivid brilliant door!」発売記念イベント


■日時
2015年8月16日(日)
第1部:開場:14:30/開演:15:00
第2部:開場:16:30/開演:17:00


■場所
科学技術館サイエンスホール


■出演
スフィア

スフィアの17thシングル「vivid brilliant door!」購入者の中から
抽選で各部400名が参加出来る、トークイベント。
スフィアのリリース記念イベントといえば
「バンダイナムコ未来研究所・ファンシアター」か「科学技術館サイエンスホール」か
というぐらい、お馴染みの場所。


CDに封入されていたチラシには
イベント内容が「トークイベント」と記載されていた。
いつもだと「トーク&ミニライブ」なのに…トークが主体ということだろうか?

■イベント全体の流れ

開演:17:06/終演:18:27


1. 朗読
2. オープニング〜トークコーナー
3. 怪奇バスターズ出動!
4. 「vivid brilliant door!」ライブ〜エンディング

■1. 朗読

会場が暗転し、4人が静かにステージへ。
ステージにはスタンドマイクが設置されており、イベントは4人の朗読から始まった。
話は、いつもライブでやるようなコント調ではなく、怪談。


あらすじは以下の通り(役名は仮)。

心霊スポットである廃病院を訪れた4人は、そこで2人ずつに分かれての肝試しを始める。
「分かれ合いでしょ!」とチーム分けをした結果、
アヤ・アキ、ミナ・ハルカで分かれることになった。


まずはアヤ・アキチームから出発となり、残りの2人は待機。
アヤ・アキには、行った証拠として
地下の実験室にある物を持ち帰ってくることが課せられた。


廃病院を進んでいくアヤとアキ。
地下に降りる階段を降りていたところ、何かに足を滑らせて転んでしまう。
階段がぬるぬるしている…もしかして…血…!?
青ざめかけた2人だったが、正体はただの洗剤だった。


2人は、近くの雨水が貯まっている場所で汚れてしまった手を洗う。
安心して気が抜けたのか、アキは「写真撮影をしよう」と言い出す。
もしかしたら何かが映るかもしれないよ、と冗談交じりに言いながら。
そして、撮影した写真には「丸く浮遊する物」が写っていた…。


「アヤ、後ろ!」


「丸く浮遊する物」は、そこにいた。
悲鳴を上げ、逃げ出す2人。
「丸く浮遊する物」が追ってくるが、部屋に入り何とか逃げ切ることが出来た。


入った部屋は、医療器具のある倉庫のような場所。
暗くて周りが見えず、2人は何かを蹴飛ばしてしまう。
すると「何か気持ち悪い」とアキが不調を訴える。
変な匂いがするというのだ。
アヤは特に匂いを感じなかったが、アキの体調は悪くなる一方。
このままではいけないと、2人は倉庫を出ることにした。


やっとの思いで実験室に到着。
「何でもいいから適当に持って行こう」
アヤは「結果に注視しておくこと」と書かれたガラス瓶を手に取る。
そうして帰ろうとしたところ、誤って机にぶつかってしまう。
その音に驚いたアキは、アヤを置いて一人で走り去ってしまう。


逃げ出したアキを、アヤは走って追いかける…が
途中で転んで、ガラス瓶を水たまりに落として割ってしまう。
アヤは、欠片を拾い集め、再び走り出し、無事入り口まで戻ることが出来た。


そこにはミナ、ハルカに加えて
さっき逃げ出したアキの姿があった。
アキは逃げ出したことについて、アヤに必死に謝っていた。


ミナは、アヤに「何持って帰ってきたの?」と聞く。
アヤはガラス瓶を持ってこようとして割れてしまったことを説明するが
ミナは「本当に〜?」と信じようとしない。


拾った欠片だけでも見せようとアヤが手を広げると
そこには「シネ」の文字があった…。


「キャー!!!!」

結構長い内容だったので、事実を中心に記載。
順番はちょっと前後しているところがあるかも。
高垣さん・豊崎さんが廃病院に行っている間
寿さん・戸松さんはSEとして朗読に参加していた。

■2. オープニング〜トークコーナー

朗読が終わると


「スフィアの怪奇バスターズ!ビビッと開け!サイエンス・ドアー!」


とタイトルコールがあり、いつものリリースイベントの雰囲気で4人から挨拶。
司会は高垣さんと豊崎さんで、寿さんと戸松さんは大分フリーダム。
ちなみに第1部は、寿さんと戸松さんが司会だったようだ。


高垣さんによると、今回のイベントはいつものリリース記念イベントとは
一味違ったイベントになる、とのこと。


高「涼しくなるのは、ダジャレだけじゃないんだぜ(キリッ)」


自分で言っちゃったよ!
挨拶の中で「初めてスフィアを見る人〜?」とアンケートがあったのだが
誰一人として手が上がらなかった。
しーんとなるシーン…つって。
…と、すかさず戸松さんが「いつもありがとうございまーすッ!!」と、ちょっとおどけて言って場を繋いだ。
400人居て、初めてが一人も居ないって…。


それはさておき、最初の朗読劇について。
夏といえば、ということで怪談から始めたとのことだが
今回のイベントのテーマは「怪談を科学で解き明かしていこう」
これはイベントの会場が「サイエンスホール」だったり
タイアップのアニメが「電波教師」だったりすることに由来する。
そんなわけで…


高「どんどん登っていくような?『怪談』だけに?楽しいイベントにしていきたいと思います!」


今日もスフィアは平和です。


ここで4人が着席し、トークコーナー。
「vivid brilliant door!」の発売記念イベントということで、曲についての話に。
この日の衣装は「vivid brilliant door!」の物だったが
ミュージックビデオとジャケット撮影を同日に行ったのは、スフィアとしては初めてだったそうだ。


撮影の時期は5月ぐらいだったが、頻繁に動いて沢山汗をかいたとのこと。
現場にはアイス(ピノやフルーツバー)が差し入れられたのだが
寿さんが冷蔵庫を開けたところ「先にランティスの人が食べてたのよッ!!」と、ご立腹。(食べたかった味を食べられてた?)
誰だ誰だ、と辺りを見回し犯人探しをする寿さん…の流れから、
コナンの話題になった時「麻酔銃に撃たれて眠りに落ちる小五郎」のマネをする寿さんと戸松さんが面白かった。
中々のクオリティだったので、どこかでまた披露して欲しい…!


その他はクラッシャー・戸松さんの話。


戸「ギターを弾いてたら(頬を)ピーン!とされて…見たらギターの弦が取れてた(笑)」


誰か、戸松さんが壊したものリストを作って下さい。


続いて、カップリング「イマジネーションは終わらない」の話。
曲の歌い分けを皆で決めたという話題に。
歌い分けを4人で決めたら、と言われたことを受けて
宿題としてそれぞれ歌詞カードにパート分けを書いて提出することになったそうな。


提出された歌詞カードは、それぞれの個性が表れていた。
寿さんは、「誰と誰のバランスが良い」と、パート分けの根拠を分析していた
高垣さんは色分けをして、豊崎さんは定規で線を引く、等、几帳面に記載。
「終わらなイマジネーション」をソロで歌うのは豊崎さんのアイディアだが
高垣さんを最後にしたのは、最後だけ「終わるイマジネーション」になっていたので
ダジャレが好きな高垣さんに、という理由だったらしい。


さて。
そんなパート分け談義で盛り上がっている中
全く話題が挙がらず、且つ、会話にほとんど参加せず知らん顔をしている人物がいた。
その名は…戸松遥。


高垣さんが「公開したいぐらいだよね」という程らしい、戸松さんの歌詞カードは
歌詞の横に「1、1、2」と数字が記載されているだけのものであった。
戸松さんも他の3人の違いに驚いたようで、意見を求められた際
「…いや、2がいい」「消去法で4」と、フィーリングでしか答えることが出来ず
「みんな、凄いな!!」と愕然とした模様。


そこでフォロー豊崎さんが「そういう人が必要なのよ!!」と言うと
「そう!?スフィアで良かったー!!」と、戸松さんは安心していた。


ホントに奇跡のバランスですわ…。

■3. 怪奇バスターズ出動!

トークコーナーが終了し
「怪奇バスターズの仕事をしていきましょう」と、次のコーナーへ。
4人が用意された白衣を着用する。


高「みんなの白衣姿…うー、はっくいー!」


高垣さんは、高校の時、白衣を着たことがあるそうで
実験の時はもちろん、掃除の時間にも着ていたとのこと。
寿さんは、白衣を着ること自体が初めてだったらしい。


そんな白衣トークが終わったところで
コーナー「怪奇バスターズ出動!」へ。
冒頭の朗読で起きた怪奇現象をサイエンスの力で解き明かしていこう、というコーナー。
検証する怪奇現象は以下の3つ。


1. つきまとう丸い物体
2. 1人だけ感じた匂い
3. 手の平のメッセージ


寿「手の平に〜♪」
高「待って、『手の平に〜シネ〜♪』って最悪の替え歌だよ!!」


あー、もう「手のひらに夢」を聞く度に「シネ」というメッセージが思い浮かんじゃうわ…。
それはともかく、検証開始。


●1. つきまとう丸い物体
検証に使うアイテムは、「シャボン玉液」と「細長い風船」。
一人が「細長い風船」をこすった状態で待機。
もう一人が「シャボン玉液」を吹き、作られたシャボン玉を風船で10秒間操ることが出来れば検証成功。


検証実験を担当するのは、寿さんと戸松さん。
検証が出来ないと「つきまとう丸い物体」は「霊的現象」ということになってしまう。
責任重大。
…なのだが、細長い風船を持った2人は突然チャンバラを始める。


豊「これがパイレーツ・オブ・カリビアンごっこです」


細長い物を持たせると始めてしまうらしい。
子供か。


気を取り直して…検証スタート。
寿さんが風船、戸松さんがシャボン玉を担当。
戸松さんが吹くシャボン玉は、小玉が沢山作られるタイプ。
寿さんがシャボン玉に風船を近づけていくが、シャボン玉は全く影響を受けない。
再度風船をこすって、再チャレンジ。…やっぱり上手くいかない。


苦戦していたが、やっとのことで小玉1個を操ることが出来た!
皆が寿さんの一挙手一投足に注目していると…
そこに向かって、戸松さんが新たなシャボン玉を思いっきり吹き付けた!!
結果、元々存在していた小玉の行方は分からなくなったが
新たに沢山のシャボン玉が出来たので、何か有耶無耶に「検証成功」と判定された。
特に他3人から言及はなかったけど
誰か「何してるの!?」とツッコんであげても良かったのでは…。
戸松さん、フリーダムすぎる!


検証成功したことで「つきまとう丸い物体」の正体は
「階段で転んだ時に出来たシャボン玉」という結論となった。


…という説明を豊崎さんがする中、
寿さんと戸松さんはステージを走り回って
舞っていたシャボン玉を両手でパチンとする遊びをしていた。
…いつまでも子供心を持ち続けることって大事だよね(棒)


●2. 1人だけ感じた匂い
検証に使うアイテムは、サイエンスホールから借りた空気砲を発射する箱。
一人が空気砲を発射、もう一人が空気砲を受けて匂いを当てられたら検証成功。


豊「どっち発射する?」
寿「私、発射する〜!(即答)」
戸「おーい!」


全く相談することなく、寿さんが空気砲、戸松さんが受け手に決定。
検証スタート。
寿さんが箱を叩き、戸松さんが空気砲を受けて匂いを嗅ぐ。
ただそれだけのことなのだが、途中から面白くなったのか
寿さんはポンポンポンポンと連続で箱を叩き、戸松さんを空気砲でフルボッコにしていた。


空気砲を受けた戸松さんの回答は「わたがし」。
残念ながら、これは不正解。
今度は戸松さんが箱を叩き、寿さんが空気砲を受けてみる。


寿「何か…焦げた匂い」
豊「おっ!?」
戸「あやひーが作ったホットケーキ!!」
高「あれは焦げたんじゃない!チョコだったの!しかも中は生だった…」


その後「豊崎さんが好き」等のヒントをもらい
何とか正解の「コーヒー」に辿り着き(無理やり)検証成功となった。
「1人だけ感じた匂い」の正体は「箱につまづいた衝撃で生まれた腐敗臭がアキだけに当たったから」という結論となった。


●3. 手の平のメッセージ
検証に使うアイテムは、水の入った箱とお皿とホワイトボード用マジック。
お皿に描いた絵・文字を、水につけて剥がして、別のお皿ですくい取ることが出来れば検証成功。
お皿には、戸松さんが描いた「スフィア」の文字・スフィアマーク・ジンベイザメと
寿さんが描いたトマト(尻にしか見えない)とヒトデが描かれていた。
ステージ上では箱の様子が見えない、ということでハンディカメラも登場。


検証スタート。
まずお皿に書かれた文字は、すぐに剥がすことに成功。
後は別のお皿で剥がれたマジックをすくうだけ…。
楽勝ムードかと思いきや、
マジックだけすくえるようにとお皿に空けていた穴が仇となり
水と一緒にマジックが流れてしまう!!
…結局、手ですくった。(無理やり)検証成功!!


「手の平のメッセージ」の正体は
「落としたガラス瓶を拾った時、水たまりや汗の影響で
『注視』の『さんずい』部分『ころもへん』部分が手に移った」という結論となった。


豊崎さんが説明をする中、寿さんと戸松さんはハンディカメラに向かってポーズを取って遊んでいる。
サイエンスするユニットみたいだね、という話になったので
高垣さんが「サイエンスフィア!!」と、思いついた単語を発したところ、寿さん・戸松さんは無反応。


豊「そこは塩対応なの?(笑)」
寿「飽きちゃった」


マイペースすぎる…。


3つのポイントについて、全て検証完了したということで…。
改めて朗読に合わせて再現しよう、ということとなった。
スタンドマイクではなく、高垣さん、豊崎さんはテーブルに着席したまま
寿さん・戸松さんは各アイテムの近くでスタンバイし、再び朗読スタート。
最初とは違い、今度はいつもの寸劇のようなコント風の雰囲気になっていた。


「つきまとう丸い物体」のシーン。
今回もシャボン玉は戸松さんが担当、寿さんが風船。
最初は真面目にやろうとしていたが、やはり風船を操ることが出来ない。
戸松さんは諦め、高垣さんと豊崎さんのすぐ背後に回りこみ、そこでシャボン玉を吹く作戦(?)に。
最早、風船など関係ない。
無数のシャボン玉をまき散らし、第1ポイントは強引に突破。


「1人だけ感じた匂い」のシーン。
寿さんが、豊崎さんの1〜2メートル前ぐらいの至近距離に空気砲を設置。
空気砲を連射しまくる。
「何か好きな匂いがする」と、豊崎さんにのみ、匂いを伝えることに成功。
「甘いのよりブラックがいいわー」
第2ポイント、突破。


「手の平のメッセージ」のシーン。
さっきとは別の文字が書かれたお皿で、同じことを実施。
手ですくった文字を、高垣さんの元へ…。


高「私の手の平の中には………何これ?尻?」
寿「手の平に〜尻〜♪」
高「でっでん!」


別の文字を用意していたが、結局検証実験で使ったトマトをすくってしまったようだ。
こうしてカオスな朗読が終了。


「怪奇バスターズ、今回の任務完了ー!!」


コーナーが終わり、白衣を脱ぎ椅子にかける中、
豊崎さんが凄く綺麗に畳んでいる姿が印象的だった。

■4. 「vivid brilliant door!」ライブ〜エンディング

エンディング。
まだ戸松さんが吹き散らかしたシャボン玉の残骸がステージ上にちらほら…。
観客そっちのけでシャボン玉を探す4人…イベント中、イベント中!


高「『汚しちゃってゴメンナサイ』『えーんす』つって…。帰んないで!」


高垣さんが絶好調すぎる。
最後に「vivid brilliant door!」のライブへ。
ライブでの披露は今日が初。
コールポイントは、「High!」とか「Yeah!」などの分かりやすい部分は既に揃っていたけど
「革命はまだまだ」とか「let's celebrate」とか、判断が難しいところはこれから次第、という感じがした。
振り付けは、最近の曲にしては簡単。
でも振りコピってタイプの曲ではないかなぁ。
サビで手を左右に振る部分を、本人と同じようにやるか、ミラーでやるか悩みどころ。


曲が終わり、告知事項。
新曲のタイトルが「DREAMS, Count down!」となることは、前日のオールナイトニッポンRで解禁されたが
新たに東名阪ライブのツアータイトルが発表に。
その名も「LAWSON presents sphere music story 2015 “DREAMS, Count down!!!!”」。
「music story」というのも気になるけど「Count down」というのも気になる。
まさか…ね。


それぞれ挨拶してイベント終了。
寿さんと戸松さんが主導権を握るとカオスになる。
そのことがよく分かるイベントだった。いいぞ、もっとやれ。


なお、第1部は高垣さん・豊崎さんが実験担当だった模様。
そっちも見たかったなぁ…。